“普通”と向き合って、みつけた“生きがい”~人と違うから面白い~ / 高村優花

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「普通は〇〇だよね」「普通は〇〇するべき」といった言葉を、皆さまも一度は耳や目にしたことがあるのではないでしょうか。

そもそも、普通という言葉の意味として、以下の認識をお持ちの方がほとんどかと思います。
“いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。”引用元:Google辞書 https://languages.oup.com/google-dictionary-ja/ ”

一般的な常識や当然といえる事柄などを話す際に用いられる言葉ですよね。
このコラムでは少しアングルを変えた“普通”という言葉について、私が常日頃感じていることを書いていきたいと思います。

私は、物心がついた頃から発達障害と共に生きています。自分で障害を認めざるを得なくなったのは、ほんの最近のことです。

そして、小さい頃から母によく言われていた言葉が「普通になりなさい」でした。

学校や職場に馴染めず、自分はなぜ人と違うのか。何もかもが上手くいかないのはなぜだろうか。
そう疑問に感じてからは、自分自身が醜い生き物に思え、憎悪感が拭えずにいました。
人と違うことは恥ずかしいこと。おかしいこと。と思えて仕方がなかったのです。

周囲が“普通”にしている学習やお仕事は私にとって途方もなく難しく、恥ずかしくて相談もできないでいると「甘えるな。」「勉強不足だ。」「真剣に頑張りなさい。」と両親は言い、周囲からはいじめの恰好の餌食となり、いわゆる反抗期では異常なほど道を外れていたと思います。

“普通”になりたいのに普通になれないもどかしさは、いつしか私の心の中をひどく困惑させ、自己否定の根源となっていたのでしょう。

以前の職場では「なんでこんなことが普通にできないの?」「お前は普通じゃない。使えないから辞めれば?」と言われる毎日で、自分が悪いのだ。人より何倍も頑張らなくてはいけないのだ。と決めつけて自分を奮い立たせて生きていました。

しかしながら自分の中で“普通”の定義を考えたとき、人それぞれの価値観でしかないということに気が付いたのです。

というのも、言葉とは不思議なもので、高校生の頃に出会った「I am proud of what you are」「私はありのままの(または今の)あなたを誇りに思う」という英文が、後の人生に大きく影響を与えることとなったのです。

その英文に出会ったとき、心に大きな衝撃を受けました。
「ありのままの自分を誇りに思えるようになりたい」と懇願し、この気持ちを忘れることのないようにと、親不孝ながら学生カバンの裏等、様々なものにデカデカとその英文を書き込んだほどです。

その言葉は社会人になってからもずっと心のそばに、共にあり続けました。
新たな友人や様々な方と出会い話を聞き、時にはぶつかっていく中で、人と違うことは当たり前であるということを知りました。

自分は人と少し違うけれど、それは私の中の“普通”といえますね。
私の大切な人たちは、私という人間をありのまま受け入れてくれる。そんな誇らしい人ばかりでした。

自分をひどく滑稽に思わせていた“普通”という言葉は、“自分の個性”や“自分の存在意義”を周囲から育ててもらったことによって「人に優しく、感謝を忘れず、決しておごることなく生きていたい」という人生の目標と、「周囲の人を大切に。自分も大切に。笑顔で生きていく」という生きがいをみつけられるキッカケとなったのです。

言葉に執着して、みるべきであろう現実がみえず、自分を受け入れてくれる人たちに失礼な生き方をしていたのだと感じた瞬間でした。

長々と話してしまいましたが、私が“普通”という言葉と向き合って、みつけたことは以下の通りです。

人を知ることは自分を知ることであり、人を認めることは自分を認めること。
人を好きになることは自分を好きになること。
人と自分を比べて劣等感を抱いたり、誰かの希望を満たすために生きているわけではないということ。

人と違うからこそ、出会う人たちをもっと知りたいと感じること。
人と違う感覚で物事を感じると、様々な意見や思考を教えてもらえたり、ディスカッションができて面白いということ。

前向きに生きられるときばかりでなくとも、壁にぶつかって悩むことも、人生におこる全ては、学びという喜びであること。

これからも、その喜びの中で生きていく。
だから今日も、学びを求め笑顔で一日を送ります。

最後までお読みになっていただき、ありがとうございます。

 

◆プロフィール
高村 優花(たかむら ゆか)

ホームケア土屋長崎

アパレル・ブライダルジュエリーショップ店員、SEO会社勤務の経験を経て株式会社土屋に入社。

近状のスローガンは「明るく元気に楽しく学ぶ!」です。

 

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