社内公募企画第七弾「クライアントへの支援を通じて思うこと」 / 中村有志(ホームケア土屋 東海)

  • sns

土屋に入社するまで高齢者施設でしか介護経験のなかった私は、まず在宅で長時間の支援に入るという事に対して少なからず抵抗がありました。

しかし私の抵抗などよりも、他人を自宅に長時間招き入れる事になるクライアントやご家族が私達に持つ抵抗感の方が遥かに強いでしょうし、「任せられる人なのか?」と新しく支援に入ってきたアテンダントに対して厳しい目で見定められる事も、自分が誰かに家族を預ける立場を想像すれば当然かと思います。

また支援先によりますが、基本的にクライアントとアテンダントの2人しか居ない時間が長くなるケースが多くあり、ご家族の目線に立つと「自分が居ない間にヘルパーさんに家の物を物色されないかな?」とか「物を取られたりしないかな?」などと思われても不思議ではないと思います。

これらを全て任されているという部分においても、確実な信頼関係のもとに成り立っている仕事なのだと強く感じました。

クライアントの一日の支援を無事終える事だけが仕事ではなく、その強い信頼関係を日々の積み重ねでより強固にしていくという事がとても重要だとも感じました。

私が受け入れられているという事は、今まで先輩アテンダント、コーディネーター、マネージャーの方々が作ってくれた信頼関係があってのもので、また私もこれから新しく入ってくるアテンダントが入りやすい環境を作っていく責任がそこにあるのだと思います。

私は入社してから4名のクライアントの支援に入らせていただいておりますが、当たり前ですが皆それぞれ性格も支援内容も違えばご家庭の環境も違い、各家庭ならではのルールがあったりと、最初は覚える事で一杯一杯でしたが、独り立ちし、少しずつ心に余裕が出てくると、段々とクライアントの状態変化にも気付けるようになってきたり、少しずつ視野が広がっていく感覚がありました。

これは施設で慌ただしく働いていた時には経験できなかった事で、重度訪問介護というサービスが本当の意味で寄り添った支援ができる仕事なのだと思いました。

コミュニケーションの部分では、クライアントAさんには喜ばれた言葉や行為でも、Bさんに同じ事をすると全く不快な思いを与えてしまうケースがあるように、十人十色、その方に合ったコミュニケーションを模索する必要性も感じました。
それはクライアントだけではなく、ご家族に対しても同じでした。

クライアントの支援を通じて、クライアント、ご家族、そこに関わる他事業者、全ての方との繋がりを大事にし、固定観念に囚われぬように柔軟に視野を広げることの大切さを学びました。
それは支援以外の部分でも、これから常に心に置いておきたいと思っています。

 

中村有志(なかむら ゆうし)
ホームケア土屋 東海

 

  • sns