社内公募企画第七弾「クライアントへの支援を通じて思うこと」 / 友蔵(ホームケア土屋 岡山)

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聖母マリアにはなれないけど

時には娘のように、時には母のように、そしてお節介なオバサンが発動することもしばしばありながらの日々の支援。ずっと営業の仕事をしてきた私には全くの畑違いの仕事。

とにかくクライアントのお宅にいけばカメレオンになる!
そのお家の色に染まる。
そして空気になる。
声がかかる前にさりげなく隣にいる。
そんな風に。

この1年ちょっとの間で、たくさんのクライアントと接する機会がありました。
研修の時、今は本社におられる大庭さんから、そのお宅おたくで野菜の切り方1つ違います。必ず切り方を尋ねてくださいね。と教えていただいたのを今でも覚えています。

まぁ家事歴40年の私にはわかるような気がしたけど、現場に出れば、なるほどそうね(笑)と。
確かに、各ご家庭で異なる味付け、切り方、盛り付け方。 勝手が違う分、そのお宅の味を覚えることもでき、楽しんで仕事をしています。

やることは家政婦+アテンダント。
自分で時間の配分もしないと支援時間内に終わらないギリギリってこともしばしば。

先日は、あるクライアントから、電動車椅子に乗って運転してみてと言われ、座って実際に左足の指で動かしてみました。
本当に怖い、っていうのが最初の感想。
まず頭で考えて指を動かしたけど、速度の感覚も分からず椅子にぶつかりそうになりました。

まわりも注意しながら道を走る彼女は相当すごい。電動車椅子を乗りこなして、私が追いつけない位のスピードで運転し、追いかけごっこになることもあります。

買い物へ行ってもみんな色眼鏡で見る。彼女の足元を見ないから、どうやって動かしてるか不思議そうに見る。でも彼女にとってはそれが日常で、電動車椅子は彼女の足であり、彼女の身体の一部でもある。

凸凹の道や点字ブロックは、彼女の電動車椅子にとって天敵だ!
でも点字ブロックは必要なものだし…。
けれど彼女は颯爽と走る。
その後ろをいつもビビりながら走る私……。

彼女のように強く、たくましくならなければ、この世は渡っていけない。
そんな日本で果たして良いのだろうか?
バリアフリーなんて言葉は眉唾なのだろうか?
そういつも思う、今日この頃です。

いつも聖母マリアのような清い心でクライアントと接することは到底できない。でも一緒にいる時間を共に生きることはできる。それでいいのだと……。
今日は別宅 。明日も別宅。

クライアントから、何曜日は別宅ね♪と。
どちらが本宅なのか(笑)
いや、本宅は自分の家ですよ。

 

友蔵
ホームケア土屋 岡山

 

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