土屋のミッションについて / 三浦耕太 (ホームケア土屋 札幌)

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私自身、施設勤務が長く、いつも地域で暮らすことの大切さを感じていました。
年に数回程度の外出の機会、時折訪れる面会時間、帰省したい気持ち等、様々な場面や話を聞いてきました。
傾聴することしか出来ておらず、地域で生活を希望する方へどのように環境整備を行うか具体的な行動はとれず、なにか良い方法はないか模索することが多かったです。

後に障害者向け賃貸住宅の事業所において勤務した際、施設との違いにいくつも驚く点がありました。
一番は集団生活では難しい、ひとりひとりの生活リズムがあること。

我々は普段、ある程度自身の決めたルーティンの中で生活しているが、当たり前や当然ということではなく、施設内ではスタッフの動線によって異なるが、起床・食事・入浴・排泄・就寝時間等がある程度決められているということ。
食事や入浴は食堂・浴室と限られた時間の中で使用することが決められており、常に焦らされている感覚があった。

地域での生活をすることで自身の生活リズムを組み立て、外出等も自由に予定を組み行くことも出来る。
またIADL(手段的日常生活動作)低下防止にもつながり、何より生活する上での表情が大きく違うように感じられた。
「ここに来てよかった、自分で組み立てる大変さはあるけど生活が楽しい」との声が多く聞かれた。

こういった経験、実際に見てきた光景を考えると一人でも多くの方に、自分らしい生活を実現出来る環境作りを土屋で勤めたことで身近に感じることが出来た。
訪問介護経験はあったが、重度訪問介護はほぼ経験がなく別世界に感じられた。

その反面、こんなに身近で長時間支援を受けられる制度にも驚きました。
施設勤務時の追われるような業務体制と異なり、ゆとりが感じられ気持ちの余裕も実感できました。
この時間の重要さ、かゆい所へ手の届く介護が近くなるのではないかと思います。

全ての方に自分らしい生活を実現するためには個人として微力であっても、会社全体として取り組みを掲げることで大きな力になること、様々な視点や意見を知ることが出来ると思います。

新たに地域にて生活されるクライアントへの支援においても、より自分らしく生活して頂けるよう日々質の向上を求め、研修等で学び自分自身を高めていくことも必要かと思います。

高齢化・少子化問題もあり従事する人員も先細る中、打開策案も考慮し地域生活を守っていく必要性も感じます。

この先、たくさんの方々とより暮らしやすい生活(質)を実現できるよう、またそういった環境にて従事していくことを自分なりにも組織の一員としても方向性を見出し努めていきたいと思います。

 

三浦 耕太(みうら こうた)
ホームケア土屋 札幌

 

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