土屋のミッションについて / 萩野繁俊(ホームケア土屋 秋田)

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今からおおよそ2年前、私は重度訪問と出会いました。
重度訪問と出会う前、施設や病院など様々な経験を積んできた私は、介護サービスを知り尽くし、おおよその問題の解決策や相談などに対応できると、身の程もわきまえず天狗になっていた部分もあったと思います。

そんな独りよがりを続ける中、一人のクライアントの介護に携わりました。
要介護4、車椅子利用だが掴まり立ち可能、認知機能に問題なかったが、重度のリウマチを患っている方でした。(クライアントをAさんといます)

そんなAさんが介護サービスを様々組み合わせ、ご自宅で独居を続ける中、一番の要望が「自宅で最後まで過ごすこと」でした。

気さくに冗談を話しながら、喫煙所で煙草をくゆらすAさん。職員にあだ名をつけたり、大好きなまんじゅうを隠れて食べたりと、ユニークなAさんは、ずっと変わらず笑顔で過ごすんだろうな、などと思っていました。
しかしながら、年月の経過とともにADLも低下し、徐々に在宅系サービスだけでは難しくなっていきました。

キーパーソンの娘さんもあまり体調がすぐれず、さほど離れていないAさん宅に頻繁に顔を出す事も難しく、さらに独居であるAさんの生活、特に夜間帯が不安でいっぱいとの事で、担当のケアマネジャーと相談のうえ、施設入居の方向で推しがあり、渋々、というよりも泣く泣く入居を決断されました。

その時私が重度訪問介護を知っていれば、Aさんらしい生活を続ける一案を提案できたのではなかろうか。
Aさんの望む在宅生活の継続ができたのではなかろうか。

介護保険サービスや障害福祉サービス、様々なサービス形態が世の中にあり、選択肢が増えるだけでクライアントの理想が叶えられる。私はそう信じてやまないのです。

株式会社土屋では、重度訪問だけでなく、多種多様のサービスにチャレンジしています。それが土屋のミッションである「探し求める小さな声を、ありったけの誇らしさと共に」に直結していると思います。

一般的に「介護」と聞くと、おおよその方は介護保険サービスをイメージします。私もそうでした。私の住む東北地方では、尚更その傾向が強いように感じます。
東北地方で、ごあいさつ回りや外回り営業をすると『重度訪問介護?知らないので教えてください』といった声を聞きます。まだまだ重度訪問というサービスの認知度も低い状況だと感じます。

あまり知られていないサービスだからこそ、地域だからこそできる土屋ミッションを推進し、一人でも多くの人を笑顔にしたい。そんな想いを、実現させていきたいです。

 

萩野繁俊(はぎの しげとし)
ホームケア土屋 秋田

 

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