原因論と目的論について / 大庭竜也

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今回のコラムのテーマは原因論(思考)と目的論(思考)について書いていきたいと思います。

心理学者で有名な人といえば、フロイト・ユング・アドラーだと思います。
原因論を提唱しているのがフロイト。
目的論を提唱しているのがアドラーです。

この原因論と目的論は考え方が大きく違っており、私ならではの解釈で書いていきたいと思います。
結論から述べると、どちらとも正しい思考だと思います。
要するに、原因論と目的論もどう使い分けるかがポイントだと考えます。

原因論とは『何か原因があって結果がある』
=結果に繋がった原因を探っていく考え方です。
原因を探り、解決していくことで結果を変えていくアプローチの仕方です。

目的論とは、『原因があって結果が作り出されるのではなく、何か目的があってその結果を作り出している』いう考え方です。
=考え方や価値観が結果に繋がっているという考え方であり、その考え方や価値観を修正する事によって結果を変えていくアプローチの仕方です。

原因思考と目的思考で例をあげると・・・
寝坊癖のある部下がいたとします。
原因思考の場合、なぜいつも遅刻するのかと原因を追究していくと思います。
もちろん、原因を追究していくことは必要です。
しかし原因が、朝が弱くてどうしても直らないなど、理由が明確になったとしても問題解決に繋がらないケースも存在します。

そんな時の行動変容に役に立つのが目的思考です。
原因を追究し続けるのではなく、朝に仕事をしなければならない目的を作る事が大事だということです。
『明日の朝に準備しておきたい事はなに?』とか『支援の前に何か準備することはある?』など、目的がイメージできるような問いかけをする事が重要だという事です。

部下の行動変容を促す為には、自ら目的を発言し行動する事が大事だということです。
ただ原因を追究し、以後気をつけます。だと問題解決には至らないということです。

しかし一般的に原因論の方が考え方として知られていると思います。
私も、原因思考で考える事が多かったように思います。
ビジネスシーンにおいては『なぜ?』を5回繰り返せという言葉もあるかと思います。
しかし、なぜを繰り返し考え、原因を追究しアクションを行っていく思考は正解でもあり、時には不正解でもあると考えています。

部下の目線から考えると、また問い詰められたり突っ込まれても説明できるように準備しておこうなどの思考が働き、無難な目標設定やありきたりなアクションプランなどが出来上がります。
非常にもったいないことでもあります。

原因思考は、自分の考え方が論理的であるのかどうかを詰められる感覚もあり、対話の中で自己防衛本能が働きます。
しかし、目的思考は自由に発想し、理想や目的、未来から話をする為『アイデアが出やすい』という効果があります。
そして、そのあと論理的に考えて意思決定をすればよいので、より多くの情報を得て意思決定ができるメリットもあります。

もちろん、原因論で論理的に考えることもとても大事です。
原因論と目的論をしっかりと理解し使う場面やバランス感覚が大切だと思います。
基本的に、人に関しては目的論を使用し行動変容を変えていくことが求められると考えます。コトやモノに対しては原因論で論理的に原因追究をしていかなければならないと考えます。

この二つの思考を使い分ける事が、仕事力を高めることに繋がると考えております。
私も、原因論と目的論をしっかり理解し、行動変容をしていきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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