病院のドトールコーヒー / 雪下岳彦

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診察と検査を受けに、大きな病院に何度か通っていた。
この病院には、入ってすぐのところにドトールコーヒーがある。
ここに、とても癒やされた。

朝早く病院に着いたときは、まず受付を済ませて、ドトールコーヒーに向かう。
朝食としてトーストと紅茶を頼んだ。
家ではほとんどパンを食べることはないが、ここではトーストをいただく。
シンプルだが、とてもおいしい。
紅茶で喉を潤し、ホッと一息。
ちょっと落ち着いてから、診察へと向かう。

診察や検査が終わったら、会計までの間に、もう一度ドトールコーヒーに行く。
帰り道の車内で飲むコーヒーを買っておくのだ。
今の時期は、ホットかアイスで迷う。
最終的に、氷少なめのアイスコーヒーにした。

病院を受診するのは気が重いものだが、ドトールコーヒーに救われた。

今では病院にコーヒーショップが入るのも一般的になったが、私が最初に知ったのは鴨川にある亀田総合病院の特集をしたテレビ番組だったと思う。
15年くらい前だったと思うが、亀田総合病院の新病棟1階にタリーズコーヒーを設置したことを紹介していた。
院長は、病院に入ると消毒のような病院独特の匂いがあるが、コーヒーの香りはそれを打ち消して、気分をよくしてくれるということをおっしゃっていて、なるほどなと思ったものだ。
その後、亀田総合病院に行く機会があったが、たしかに病院に入ってすぐにコーヒーの香りがするのは、とても清々しく新鮮な感じがあった。

香りは、自分が思っている以上に気分に影響を及ぼすものだ。
何か気分を変えたいときは、香りを取り入れてみるのも良さそうだ。

 

◆プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。

1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。

2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。

2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。

2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。

2019年より、順天堂大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師を併任。

2020年より、千葉ロッテマリーンズ チームドクター。

医学、スポーツ心理学、自律神経研究、栄養医学、および自身の怪我によるハンディキャップの経験に基づき、パフォーマンスの改善、QOL(Quality of Life:人生の質)の向上、スポーツ観戦のバリアフリーについてのアドバイスも行っている。

 

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