土屋のミッションについて / 古嶋航太(ホームケア土屋 九州)

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キング牧師が「I have a dream.(私には夢がある)」と世界に向けて檄を飛ばしたのと同じく、土屋にも社会に向けて飛ばしたい檄があります。
それは端的に説明すると「全ての人が、その固有の能力を発揮し、互いが短所を補い合い、虐げられる者のいない社会を作る」ことです。

土屋が拡げている風呂敷は多分に大きく、あるいは荒唐無稽に思われるかもしれません。しかしながら現代史を紐解くと、戦後世界に於いては、新たな価値観の創造のための戦争が今も続いていると思います。人種差別、性差別、障害者差別などの差別問題を始め、経済に対する観念や生命倫理感も、人間が考え、話し合い、ぶつかり合う中で少しずつ進歩していると思います。これは人間の在り方、人間性の内奥に対する戦争であり、土屋が選んだ戦場でもあります。

現在日本では年間の自殺者が2万人以上、引きこもり状態にある方が100万人を超えると言われております。この数字は、社会の無分別な繁栄や、旧態依然とした古い価値観に対する、人々の憧憬や信奉が生み出した陰だと思っています。少しでも光に手を届かそうとするあまりに、知らぬうちに誰かを足蹴にしている結果ではないでしょうか。今足蹴にした人と協力して、肩車でもした方が遥かに光に近くあれるのではないでしょうか。古い能力至上主義が他者を貶め、行き場のない憤懣を起こさせ、自分より弱い者への攻撃として現れるのではないでしょうか。

これはとても抽象的かつ象徴的な考え方であるのはわかっています。
でも、私には、私たちには夢があります。現実に虐げられている人が、助けを求めている人がいる以上、使命感をもって手を取り立ち向かっていきたい。

そのためにまず、私たちにできることはなにか。それは、人間が誰しも安心して活き活きと暮らせる社会、人間同士がまるでパズルのピースのように支え合える社会を、その風潮を、空気感を自社内に広めることです。先ず隗より始めよ、の精神で、まずは自らの居住まいを正し、次に周囲を変える。我々という集団に徹底してその意識を植え込むことです。

どんな大言壮語を言ったところで、内部でそれに反することを、たとえ悪気なくやっていたとしても、それは大いに糾弾されるべきだろうと思います。言葉巧みに表裏を使い分けるコミュニティーでは、物事に対して、ましてや社会に変容を起こさせようなど、土台無理な話です。本気でやるなら、腹を括って臨むべきと考えます。

そして我々がひとつの理想を、自ら体現して見せたとき、放たれた檄文が野山を越え海を渡り、時を超えて人間の血流に乗るかもしれません。

最高の結果としては、いつの日かこの考えが日常の当たり前になり、誰もが生きやすい世界になったのち、我々からスタートしたことだと完全に忘れ去られたら、こんなカッコいいことないぜ、なんて思っております。

 

古嶋 航太(ふるしま こうた)
ホームケア土屋 九州

 

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