ハーモニアス カコフォニー(調和する不協和音)~東京オリンピック2020 コンセプトについて~ / 大庭竜也(本社・総務 シニアディレクター)

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オリンピックのコンセプトについて考えて書いていきたいと思います。
コンセプトの意味として、それぞれの違いを認め個性を輝かせることで“不協和音を調和させていく”との願いが込められている。また『違いがあることで対立が生じるのではなく、新たな未来が生まれていく』という意味があります。

近年、[多様性]という言葉をよく耳にする事が多かったなと思います。
そういった意味でも、今回の東京オリンピックのコンセプトは考えさせられるテーマだったと思っております。

このコンセプトについて書くにあたり様々なテーマがあると思いますが、私は『性の多様性』について書いていきたいと思います。

今回の東京オリンピック/パラリンピックでは、LGBTQ=性的マイノリティであることを公表している選手が過去最多でした。
まさに“性の多様性”が注目された大会でもありました。
(LGBTQとは、性自認や性的指向について「まだ決まっていない」「分からない、違和感がある」「決めたくない」などの人を指す「クエスチョニング(Questioning)」や性的マイノリティを表す「クィア(Queer)」の英語の頭文字Qを加えて、LGBTだけではない多様な性のあり方を示す言葉として使われています)

東京オリンピックに出場している選手のうち182人の選手がLGBTQであることを公表しており、2012年のロンドン大会では23人、2016年のリオデジャネイロ大会では56人で、今回の180人以上という数字は前回大会の3倍をはるかに上回っています。
性的マイノリティであるとの公言が多くなった背景として、やはり東京オリンピックの理念の一つでもある、『多様性と調和』だと思います。

性的マイノリティの方々に対して、世間の目やまだまだ厳しい意見がある事は事実であり、言い出せない方々も多くいると思います。
メダリストになり世間の注目を集めた時に、世界の性的マイノリティのある方々に『たとえ今どんなに孤独を感じていたとしてもひとりじゃないし、何でも成し遂げられる。あなたを助けてくれるたくさんの仲間がいます。』とインタビューで語っておりました。

こういった発言や性的マイノリティであると公言した人たちの人数が前大会と比較し3倍以上上がったことについて、今回のコンセプトの意味をしっかりと体現した結果になったと感じております。
世界には様々な人種の方や言葉があり、その多様性のある社会を受け入れ共に歩んでいくことが求められると思っています。

また今大会は、オリンピック史上初めて性的マイノリティの選手が、生まれた性別とは別のカテゴリーで参加し、男性として生まれた選手が、女子の重量挙げ87キロ超級に出場が認められた大会でもあり、歴史的に意味のあるオリンピックになったと感じております。

こういったことが今後も続き、当たり前の社会になることを望んでいます。
また、株式会社土屋でも、多様性のある社会の実現に向けて進んでいきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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