土屋のミッションについて / 前波優(ホームケア土屋 長崎 佐賀)

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「探し求める小さな声を ありったけの誇らしさと共に」という土屋のミッションを聞いた時、自分が今関わっている業務にピッタリだと感じました。大きな声を出したくても出せない方がいることを、3年前に重度訪問介護を始めた時から目の当たりにしていたからです。

振り返ると、困っている支援が必要な方を探し求める中でも、「重度訪問介護って何ですか?」「そんなに長時間、自宅に支援で入れないでしょ?」等、福祉に関わっている人からも言われることもありました。先ずは重度訪問介護を知ってもらいたいと思い、様々な事業所、病院を訪問してまわったことが懐かしく遠い昔に感じます。

ふと自分の頭の中に出てくる感情があります。私にとって重度訪問介護事業は好きな仕事になり、誇らしさをもって胸を張れるのですが、自分の仕事が無くなれば良いのにという感情です。なぜかというと仕事が無くなれば困っている人がいないことになるからです。そうなると好きな仕事が無くなり無職になってしまいますが、その時は違う仕事をすれば良いか、と思っています。

しかし残念ながら人間は年を取るし、残念ながら治療方法が見つかっていない病気はあるし、残念ながら事故に遭い支援が必要になる方はいます。私の好きな仕事を必要で待っている人がいる限りは続けていこうと毎回整理しています。

初めて聞いたクライアントの声を思い出すと、確かに音量でいうと小さな声でしたが内容は大きな内容に感じました。

家で短時間の支援を受けて生活していても、痒いところもかけない、本や新聞をめくりたくても次のページにめくれない、トイレに行きたくても行きたい時に行けない、飲みたい時に飲めない、食べたいときに食べられない、ただラジオを聴きながら次の支援を待つだけ、これで人間らしい生活を過ごしているといえますか?という内容でした。

逆の立場になることを想像すると、全てを理解はできないとは思いますが、辛いな、嫌だろうなぐらいは間違いなく理解できました。そして支援に入っている時は重度訪問介護でできることは応えていきたいと感じました。

今では周りの人から「何の仕事してるの?」と聞かれるとペラペラと仕事内容を話してしまいます。もちろん個人情報は漏らしませんが、話している自分を客観的にみると、好きなことを話している人に自分には映ります。これからも、私たちを必要で待っている人がいる限り、ありったけの誇らしさをもって走り回り続けたいと思います。

 

前波 優(まえば まさる)
ホームケア土屋 長崎 佐賀

 

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