再び[怒り]について考える~怒りの種類~ / 大庭竜也(本社・総務 シニアディレクター)

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以前私は、怒りについてのコラムで「アンガーマネジメント」について書きました。
今回の怒りについてのコラムでは「怒りの種類」について書きたいと思います。
怒りとは、人間に備わる自然な感情で、怒らない人は存在しませんし、怒りと言う感情をなくす事もできません。日々の生活で怒りという感情を感じるのは私達にとって必要不可欠なことなのです。

皆さんは、どんな時に怒りを感じるでしょうか。他人から叱咤された時、朝の通勤時間に渋滞に巻き込まれた時、大事な約束を忘れられてしまった時…怒りの感情が湧き上がるシチュエーションは日々数え切れないほどあると思います。

怒りの感情が湧き出す状況は数え切れないほどありますが、怒りの種類は想像よりも少なくほとんどの場合で4つに分けられます。
始めに、「自分自身への怒り」、次に、「思った様にならない対象への怒り」、3つ目に、「自身と異なるものを受け入れることの出来ない怒り」、最後に「行き場のない怒り」。この4つの怒りの種類を理解することにより、ストレスが少しでも軽減され穏やかな一日が増えたらいいなと思います。

先ず、「自分自身への怒り」とは、言葉の通り自分の力不足や、人からの評価など、自分から自分への不安や焦燥感から生まれる感情のことです。
スケジュールが上手く出来なかったりと、仕事をする上での怒りの感情ではこのタイプのものが一番多いと考えます。
私自身も時間に追われ気づくとイライラしている事が多々あります。この様な怒りと向き合う為には出来ない事に目を向けて感情を苛立てるのでは無く、今何が自分に出来るか、出来ているかという事に目を向け、自身を認めてあげる事が大切です。
「今日も頑張っているな」と、考えるだけで少し落ち着くと思います。

次に、「思った様にならない対象への怒り」とは、機械やPCが壊れて動きが遅かったり、友人が約束を守らなかったりと、自身のみでは解決できない怒りのことです。このタイプの怒りについては、一呼吸置き、他人や物には期待をしないことです。前者の怒りと異なり、他人や物は自分の力では変えられません。変えられるのは自分のみなのです。自身がこうあるべきだと期待したことにより怒りが派生してしまっているのです。怒るだけ損だな!と軽く受け流す事が適切だと私は考えます。

「自身と異なるものを受け入れることの出来ない怒り」、こちらについては、「時折なんで自分はこんなに頑張っているのにあの人は評価されて、私はされないんだ!」という感情や「なんで私の言うことをあの人は聞いてくれないんだ」、等の怒りのことです。
会社にいればもちろん理不尽だと思うことも起きます。そして、家族内でもなんで私の言う様にしてくれないのか、と腹が立つ出来事は沢山あると思います。
このタイプの怒りに関して言える事は、「自分の考えが本当に一番正しいのか」、「果たして正解はそれしかないのか」と言うことを再度怒りの前に考える事です。もしかすると、自身の思い込みであったり、多少受け入れられなくても、「そんな考え方もあるんだな」と言う様に落ち着く事で自身の自尊心を傷付けず過ごす事ができます。他人と違う事や他人から言われたことを必ずしも受け入れる必要はありません。「そんな人もいるんだな」と聞き流すことがあってもいいのではないかと思います。

最後に、「行き場のない怒り」とは、SNSやTVからのネガティブな情報や、マナーの悪い人など、普段のちょっとした事から起こる感情のことです。簡単に言える事は、少し疲れている体のサインなのかもしれません。一旦、SNSや社会から休んでリフレッシュをすると、自然とその様なネガティブな情報に振り回されなくなるかもしれないです。自分の好きなことをして、少しでも自身のキャパシティを広げられると気持ちがいいかもしれません。

ふと湧き立った怒りに対して冷静に対処することはそう簡単なことではありません。それでも、何か苛立ちを感じた時には一旦自分の怒りの状況を考えて、本当に怒りに任せることが果たして適策なのか、それとも対処できる方法があるのかどうかを知ることで自身の精神面を健康に保ち、少しでも心穏やかにいられると自分も周りの人達も円滑に過ごせるのではないかと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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