日本と海外の教育方針の違い / 大庭竜也

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ロジカルシンキングとラテラルシンキングという言葉はご存知でしょうか?

ロジカルシンキングとは、論理的思考。
ラテラルシンキングとは、水平思考。

どちらとも、問題解決の際に使用する考え方です。
日本の教育は一般的にロジカルシンキングの考え方です。

例えば、小学校の時に学ぶ算数の問題の出し方。
2+2=〇 5+5=〇
など、過程が先に書いてあり、結論を答える事が多いと思います。

しかし、海外では少し違います。
〇+〇=4 〇+〇=10
結論が出ており、過程を考えるというものです。

このように、概念や理論に捉われることなく考える思考がラテラルシンキングです。

このラテラルシンキングの思考を取り入れる事で、概念や理論に捉われることが無くなるため、新しい発想が生まれやすいとされます。創造力が高まっていく為、海外ではこの方式が小学生の頃から取り入れられています。

もうひとつ例題です。
13個のオレンジが目の前にあります。4人で平等に分けるとき、どうしたらよいでしょう?

ロジカルシンキングの場合、1人に3個ずつ分けて、残り1個のオレンジを4等分する。
この答えが、妥当だと思います。

しかし、ラテラルシンキングの思考を持っている人は少し違います。
13個のオレンジをジュースにして4人で飲む。
この答えも平等に分けている為、正解ですね。

このように、枠に収まらない考え方がとても大切だなと考えます。

日本と海外では、もう一点大きな違いがあります。

日本独特の『減点方式』。
海外では、『加点方式』。

日本の学校、スポーツ界、社会人になり仕事する中でも状況は同じだと思います。

日本の教育は必ず、長所を伸ばすのではなく、短所を直そうとします。この考え方が『減点方式』なのです。

短所を直さないといけないと小さい頃から植え付けられている為、人の短所を探してしまう癖が日本人には付いているそうです。

また、短所を直す事により、個性がなくなるというデメリットも存在します。

逆に海外では、『加点方式』です。人の長所を見つけ、そこを認めてあげて評価する考え方です。

長所を見つける考え方もとても大切ですが、認めてあげて褒める事で、個性が活き、1人ひとりの成長に繋がると思います。

なぜ、この話をしたかというと、ここ10年で新入社員の方々の考え方が変わってきているとのアンケート調査の結果を知ったからです。

10年間のアンケート調査で、『理想的な上司像』という質問に対して、

【1人ひとりに丁寧に指導する事】【良い点は認め、褒めること】

が大きく伸びているからです。

ゆとり世代の方々が社会に出て、活躍している現在。ラテラルシンキングのような、枠に収まらない思考を持っている方々も多くいると思います。

減点方式ではなく、長所を探し、しっかり褒めてあげる加点方式を取り入れていく考え方が、今後の人材教育のカギになるかもしれません。

私も、勉強していきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

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