いつも心に花束を / 池田憲治

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2021年で重度訪問の仕事を始めてちょうど1年になりました。

何人もの方と触れ合い、様々な仕事を通して感じたことがあります。それはもう少し社会全体に余裕があればいいのになーという事。

日本の公共交通機関は時間のズレが少ないことはご存じだと思います。電車は1分のズレもなく発車しますし、バスですらそこまで大きく遅れることはありません。これは緻密な計算とそれを実行に移す運転手さんのおかげで成り立っています。

しかし、今では当たり前となった光景を考えさせられる出来事がありました。

病院の付き添い中のこと。診察が終わり、帰宅しようとバス停に行きました。
すると、そこには車椅子も乗れるノンステップバスがちょうど停まっています。

ラッキーなんて思いながら、いつものように運転手さんに「車椅子の方も乗りたいんですが」と声を掛けました。

すると「申し訳ないんですが、時間を過ぎておりまして。次のバスに乗ってもらえますか?」と運転手さん。

「はい。。。」としか言えず、ポツンとバス停に取り残された2人。

しかも次に来たバスはステップバスで車椅子は乗車できずで、結局30分、寒空の下で待つことになりました。

今までは時間通りにくる電車やバスを便利だなーとか、運転手さんはプロフェッショナルだなーとしか思っていなかったのですが、他にも大切なものがあるんじゃない?!って感じずにはいられませんでした。

運転手さんの気持ちも分かるんですけどね。

色んなプレッシャーがありながら、日々の仕事をこなしていってるんだろうと思います。

別にどちらが正しいとか間違いとかではなく、このことに気がつき改めて考えてみることが大切なのかなと。

【忙しい】って【心】を【亡くす】と書きます。

せっかくのコロナ禍です。

ちょっと立ち止まって、本当に進むべき道、踏み出す一歩の意味、今まで歩んできた道なんかを再確認してもいいかもしれませんね。

時代はより早く変化していきますが、私たちは一つ一つの仕事を大切に、一歩一歩進むことしかできません。

周りの景色が早いと自分の歩みが遅いのではないかと思ってしまうこともあると思います。

でも大丈夫。

深呼吸して、少し心に余裕をもって進もう!!

自分から自分へのメッセージでした。

 

池田 憲治(いけだ けんじ)
ホームケア土屋 中国

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