社内公募企画「自分と自分の夢について」 / 原香織(本社)

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私には夢がたくさんあります。
小さい夢(夢?願望なのかな?)は、数えきれないほどあるのですが、ここでは2つの大きな夢について書いていきます。

1つ目の大きな夢。
いま、私には、自分の父親と共に解決に向けて動いている社会的な取組みがあります。

詳しいことを書くと長くなってしまうので細かい説明は端折りますが、どのような内容かというと、近い未来に起きるといわれている首都直下地震(都市型大震災)に向けて、入念な事前の準備と計画をしておくことで巨大震災後の早急な復旧・復興を実現するというものです。

自分たちを含めた未来に生きる人たちの暮らしが、余計な環境汚染や経済損失により苦しい時代にならないようにする為に、具体的な方法を示して東京都や国に対して提案し続けています。

震災後に、街にあふれる大量の廃棄物(私たちが言っているのは主に、焼却も減量もできないコンクリート廃材)を迅速に処理し、都市の早期復興を叶えることで、生命維持に関わる住環境や製品などの使用も早くなり、震災関連死を少しでも減らすことができる、と考えています。

障害を持つ方にとっては特に、災害発生後、早い段階で平常の暮らしに戻れることが必須になるでしょう。重度訪問介護という仕事に従事してきた日々の中で私は、そのことを痛感しています。

そして、その計画を実現することにより、もう一つ、叶えたいことがあります。
それは、処理したコンクリート廃材を使って、日本の海域での食糧自給率をUPさせることです。

なぜ、“海域で食料自給率のUP”なのか…。
父は、私が生まれる頃から研究を重ね、「絶対に成功しないだろう…」という周囲からのたくさんの反対を振り切って「人工海底山脈」を生み出しました。

「人工海底山脈」とは、簡単に言うと、海底に人工の山脈を作り、潮流の力を有効利用し、海底の栄養塩を光の当たる辺りまで上げることで植物プランクトンを増殖し、食物連鎖によって海域での水産資源(食糧)を増産するもので、父の夢からの創造物です。

今現在も、人工海底山脈は国の直轄事業という形で造られ続けていて、日本の海域に13基沈み、その海域20キロ四方は水産資源が増大し漁獲量も6倍、多い所では20数倍にまで増え、局所的ではありますが、日本の水産業を支えています。その仕組みについては、また何かの機会にお話したいと思います。

“2048年には海から食用魚がいなくなる”というショッキングな予測が2006年に発表され、アメリカの科学雑誌「Science」に掲載されました。このままのペースで行くと、あと数10年のうちに食べられる魚がいなくなる、というのです。
そんな夢のない未来を作らない為に、環境破壊を食い止める働きだけではなく、海での水産資源を増やす為の働きが必要です。

都市で行き場のなくなることが分かっているコンクリート(環境基準をクリアしたもの)を震災時だけでなく、普段から計画的に、循環資源として海域に持って行き人工海底山脈に活用する、それが当たり前のようにできる仕組みづくりをしたいと思っています。
そして、豊かで明るい、活気のある未来に1歩でも近づけたいと思っています。

2つ目の大きな夢。
これは、この株式会社土屋で実現させたいと思っている取り組みです。

私もアテンダントとして重度の現場で介護を経験しているのですが、怖がりな私は、「もし1人で支援に入っている時に大地震などが来たらどうしよう…」と、とても心配になります。

それで、私の支援の直前に入っている看護師さん達に、「こんな時はどうする?あんな時はどうする?」と、きっと“うるさいなぁ”、と思われてるだろう…と感じながらも、その場で出来る対処法などを聞ける限りは聞いておこうとしてきました。

それでも、まだまだ、心配でした。自分1人の時に、この、目の前にいる、身体を自由に動かすことのできないクライアントに対してどのように対応したらよいのでしょう。

マンションの13階、きっと地震が起きたらスゴク揺れるだろう、外出同行をしたこともないのに、車椅子に乗せて本当に無事に連れ出す準備ができるのかな?
たとえ、車椅子に乗せて部屋の外に出る事ができたとして、エレベーターが止まっていたら誰か助けには来てくれるのかな?など、考えていて、夢にまで見ました。

そのような思いを1人1人のアテンダントが感じる事がないように、ここでもやはり事前の準備がカギとなって来るのだと思い、この新生土屋の中で、その部分に取り組んでいきたいと思いました。

1人1人違う特徴を持ったクライアントに、その方のオリジナルの災害対応BOOKを作り、自分の会社だけでなく、関係する他の介護事業所や医療関係者、所管の自治体、地域住民などを巻き込み、加わってもらうことで、“災害時お助け隊”のような存在を作り出し、だれか1人でもその場所に駆けつけて来てくれるような、心の通い合う仕組みづくりをしたいと思っています。

みんな、1人での緊急時の対応はとても怖いと思います。その、お助け隊で来てくれた人が“災害救助隊”や“救急隊”でなくても、その時に誰か1人でも近くにいてくれるだけで、心の支えになってくれるのだと思うのです。

私の父は「人間が思い描くことが出来るくらいのものは、実現する事ができる」と、よく私に言います。想像して、思い続けて、真剣に取り組めば、できない事はない。

Dreams Come True 、実現させてみせます!!

 

原 香織(はら かおり)
本社

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