出帆した新生土屋について / 佐々木直巳(本社・人事労務)

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「何をしようとしているのか、どこに向かうのか、乗組員に求められる姿勢は何なのか」

これまでに、たくさん学ばせて頂いたので、忘れないうちに、この機会に見返して、新年度を迎えようと思います。

SDGsの目標3には【すべての人に健康と福祉を】という記載がありますが、新生土屋にも、そうしたSDGsの目標に通じるソーシャルビジネスの展開がミッションに書き記されています。

それは未来のクライアントとなる多くの方々の小さな声を探し求める使命感(これには、助けが必要なのにもかかわらず申し出ない人たちにも手を差し伸べ、サービスの必要性や提供を伝える責務の意味もありますし、そもそも制度自体が申請しづらい壁となっていることも解決しなくてはならないので、そこはゴールのない改革を続けられる強い意思を持たねばならない、そういう覚悟の意味もある、そんな使命感)や、持続性という社会的責任を貫く、強い想いをもった組織でなくてはならないという、責任感を重んじる気持ちも込められていると思います。

また、そんな組織が働きかける<営業活動>は、こうした使命感があることで、自ずとサービス提供先は増えるでしょうし、文化形成と共に持続していくのだろうと思っています。

どれ一つを欠いてもシナジーは共有できないとも感じていますので、新生土屋の乗組員としては、責任感のうえに、緊張感も持って、日々の業務に取り組んでいます。

そうした学びを、岡山の出帆記念会の研修から持ち帰り、今の自分は人事部という職場に身を置きながら、そこからの目線でクライアントの皆様に、そしてアテンダントの皆様に貢献する為には、何が求められているのか。バックオフィスはどうあるべきなのか、その答えを探す毎日です。

たとえば、評価制度に、理念が掲げる「誇らしさ」を織り込んでみようとしたときには、その「誇り」の根拠をバリューの一つ一つにあるとして、あるいは技術や知識、評価や賃金に「誇り」があるとして、その根拠に基づいて、普通に「誇り」が持てるようになる評価制度はできないものか、そもそも「誇り」とは?職場づくりとは?仕組み作りに役立つ評価制度とは?などなど。

どのようにこれらを策定すべきなのだろうか。こんなところが目下の課題になっています。

これを書きながら、ふと自社のホームページを読み返すと、ミッションには、さらに介護難民問題の解決のほか、ケアワーカーの社会的地位の改善という課題までも、書き添えられています。

こうなると頭でっかちになり、背負い込みやすくなりがちで、000%成長と謳っては何かと他人を責めてみたりして、そんなガチガチな環境になりがちなものなのですが、なぜか、いまは、そうならない地合いの良さを保ちながら、少しずつ前進している感覚が、この会社にはあります。

そうは言っても、程よい緊張感の中に常にあるのですが(これは私感ですが)、とにかく穏やかな出帆、航海なのです。

そこはすでに、私たちが学んできた組織だからできているのかもしれません。
12のバリューが示す素養が新生土屋の皆さんの中に既にある、あるいは育ちつつあるからではないか、と思うときがあります。

でも、そこはきっと、強い思いというか、理念にハラオチした経営陣がいるからこそ、その想いを乗せて舵を取ってくれているからこそ、穏やかな航海になっているのだろうとも感じています。

また、この船に乗るアテンダントの皆様、チームを率いるマネージャー方についても、業務を通じて接することが多いのですが、とても自然に、自分も相手も尊重する誠実な対応をされているところをよく目にします。そうしたバリューが日常業務に自然に織り込まれているようにも感じます。

理念に紐づく言葉に相手を尊重した誠実な対応としてアサーティブという言葉があるそうです。

相手も自分も大切に気持ちや考えを伝える手段や、姿勢、そうした思考は、確かに片方で持っていないといけないと思いますが、すでに「新生土屋」には、そうした素養が、バリューという文化形成の一つとして成り立ち、多くの皆様の中に、すでに育ちつつあるのではないかと感じています。

あれこれ、まとまりもなく書きましたが、いずれにしましても、目指すべきソーシャルビジネスを会社に落とし込むマネジメント側の人材(人財)はすでに豊富だと言いたいのです。同様に、文化形成を支えたり、育てたりする、縁の下の力持ち的な存在であるアテンダントの皆様は「人材」すなわち「人財」です。

すでに素養のある方ばかりが揃っているように思えますので、あとは人事部において、そうした皆様をさらに一歩前へ、前進させられるよう、支援できるよう、そして人事の採用活動においては、理念を共感しあえる仲間たちを出来るだけたくさん、集められるようにしていこうと考えています。

求める人財は、たとえば、経営理念を自分ごととして捉えられる人、腹落ちしてから動ける人、仲間をまとめるアサーティブな環境を創造できる人といったことでしょうか。そんな方々を集めたいですし、自身もそのような人物にならないといけないなと、身の引き締まる思いでいます。

出帆の11月から4か月。揚げた帆には毎日たくさんの風が当たっています。向かい風、追い風、突風もあったと思います。小さな声を聞きつけて主舵をとって東に向かう日もあれば、取舵を取って西に向かうこともあったでしょう。でも、向かう先は決まっています。ビジョンにある未来図、そこは多様性と全体性が共存する交響圏です。

乗船した皆さんはすでにいくつかの共通の価値観を持ち寄り、舵取りも盤石です。バリューの多くは、過去の経験から学んできてもいます。あとは、そんな皆様とともに、力をあわせて誇らしく船を進めていきたいと思います。

利潤目的の会社は短命ですが、社会問題を解決できる新生土屋は永続するはずだと思います。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

 

佐々木 直巳(ささき なおみ)
本社・人事労務

 

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