ご挨拶 / 雪下岳彦

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みなさん、はじめまして!
4月より顧問を務めさせていただくことになった雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)です。
ひょんなことから、以前に仕事でご一緒した大山景子さんにお声をかけていただき、土屋に合流させていただくことになりました。

記念すべき第1回のコラム、まずは自己紹介をしたいと思います。
私は1972年、神奈川県の生まれです。
実家が町医者だったことが影響して、幼いときから医師を目指し、順天堂大学医学部に入学しました。
大学では学業と並行してラグビー部に所属し、練習や試合で汗を流す日々を送っていました。

卒業まであと半年ほどという医学部6年生の夏休みに、ラグビーの試合中のスポーツ事故で、頚髄損傷という大ケガを負いました。
頚髄損傷とは、首の骨の間を通る太い神経(脊髄)が傷つき、首から下の機能が麻痺してしまうというヘビー級の障害です。
このケガにより、私は現在も電動車イスを使った生活を送っています。

約1年半の入院を経て、大学を卒業し、医師国家試験に合格しました。
医師免許の取得後は、精神科で研修を行いました。
ケガをする前は、脳神経外科を希望していました。
しかし、突然のスポーツ事故で体の自由を失い、肉体的以上に精神的な苦悩を多く経験したことから、精神面へのケアの重要性を痛感し、精神科へ進むことにしました。

その後、2001年から4年間、アメリカの大学に留学しました。
アメリカでの生活は、私の人生観に大きな影響を与えました!
一言で表すと、「人生を楽しむ」という感じでしょうか。
アメリカでの経験については、このコラムで紹介していこうと思っています。

帰国後は、大学院で自律神経の研究をして医学博士号を取得しました。
近ごろは、大好きなスポーツに携わる仕事をする機会が多く、スポーツチームのメディカルサポートや障害を持つ方のスポーツ参加に関する仕事などをしています。
あとは、大学や筑波大学付属視覚特別支援学校 理学療法科で講義を受け持っています。

土屋では、これまで私が学んだこと、経験したことを踏まえて、土屋に関わるすべての方が、毎日をより充実したものとなるようなサポートをしていきたいと思っています。

私自身、医師であるとともに、重度の障害を持ち、妻にケアを受けながら生活を送る身でもあります。
つまり、サポートを【する側】と【受ける側】の両方を経験しています。
この経験は、土屋でこそ最大限に活かせるに違いない!と思っています。

まあ、こんな感じで、ゆるめのコラムを書いていくつもりです。
どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

◆プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。

1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。

2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。

2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。

2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。

2019年より、順天堂大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師を併任。

2020年より、千葉ロッテマリーンズ チームドクター。

医学、スポーツ心理学、自律神経研究、栄養医学、および自身の怪我によるハンディキャップの経験に基づき、パフォーマンスの改善、QOL(Quality of Life:人生の質)の向上、スポーツ観戦のバリアフリーについてのアドバイスも行っている。

 

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