土屋ケアカレッジ(実地研修のみ)
介護職員等の喀痰吸引等研修(特定の者 対象)/第3号研修 実地研修のみ
お申込みから終了までの流れと注意事項
(1)研修対象者
以下の1~5の条件を満たす方が対象です。
- ①訪問介護事業所等に所属し、特定の者を対象にたんの吸引等を行う介護職員等であること。
- ②実地研修を行う特定のご利用者がいること。
- ③ご利用者のかかりつけ医等の医師から、文書にてご利用者に対してたんの吸引等を行うことを承認された(又は承認を受けることのできる)介護職員等であること。
- ④実地研修の同意書にご利用者、又はそのご家族による署名等が原則できること。
- ⑤基本研修を修了している者、または基本研修免除対象者であること。
※土屋ケアカレッジでは、実地研修先、訪問看護事業所様のご紹介等は行っておりませんのでご了承ください。
(2)実地研修受講の流れ
※指導看護師が、指導者養成研修を実地研修前に受講(自己学習形式)
- ①実地研修の実施(指導看護師が指導・評価)
- ※すべての項目で2回連続「手順通りに実施できる」と評価⇒ 修了
- ②修了証明書の交付
- ※すべての項目で2回連続「手順通りに実施できる」と評価⇒ 修了
- ③認定特定行為従事者の認定と登録特定行為事業者の登録
(3)カリキュラム
実地研修は、施設や利用者の居宅等で、申請書に記載した特定行為(利用者にとって必要な科目)を実施します。
指導看護師が4段階で評価を行い、すべての項目で2回連続 「手順通りに実施できる」と評価されるまで、繰り返し実地研修を行います。
科目 | 内容 | |
---|---|---|
たんの吸引 | (1)口腔内のたんの吸引 | 指導看護師の評価において、すべての項目で2回連続「手順通りに実施できる」と評価されるまで実施 |
(2)鼻腔内のたんの吸引 | ||
(3)気管カニューレ内部のたんの吸引 | ||
経管栄養 | (4)胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養 | |
(5)経鼻経管栄養 |
(4)実地研修の申込
書類 | 留意事項 |
---|---|
①実地研修のみ受講申込書提出 | 事業所の代表申込者が申込をしてください。 |
②指導看護師の派遣「承諾書」 | 実地研修において指導・評価にご協力いただく指導看護師派遣事業所の承諾を得てください。 承諾書は2通コピーし、コピー1通を土屋ケアカレッジに提出、もう1通を指導看護師派遣事業所に渡し、原本を事業所で保管してください。 |
③研修修了証明書(特定の者) または研修修了課程確認書(基本研修のみ)の写し | いずれか一通 |
④重度訪問介護従事者養成研修(統合課程)修了証明書の写し | |
⑤認定特定行為業務従事者認定証(経過措置・特定の者対象)の写し |
※個人での申込はできません。
※指導看護師の派遣について連携する訪問看護事業所の承諾を得られない場合は、主治医や自施設・介護事業所等の指導看護師等による指導・評価も可能です。
※経過措置対象者とは、平成24年3月末までに、厚生労働 省の通知に基づき、在宅でたんの吸引等を実施し、「認定特定行為業務従事者認定証(経過措置・特定の者対象)」が交付されている方のことです。
(5)必要書類の準備について
- ①ご利用者(またはそのご家族)への説明及び同意
- 受講生は、ご利用者及びそのご家族に、たんの吸引等の制度と研修(実地研修にご協力いただくこと等)を説明し、同意を得てください。※受講決定後、ご利用者と介護職員等の間で同意書の取り交わしを行っていただきます。
- ②指導看護師派遣事業所への協力依頼
- (ア)実地研修では、指導看護師による指導及び評価が必要になります。
- (イ)実地研修を実施する前に、連携する訪問看護事業所等 (以下「指導看護師派遣事業所」という。)に土屋ケアカレッジ ホームページに記載の「指導看護師派遣事業所・指導看護師に実施していただく業務について」をお渡しいただき、指導看護師の派遣依頼をしてください。
- (ウ)指導看護師の派遣について承諾が得られたら、指導看護師派遣事業所に「承諾書」の記入を依頼し、申込書と一緒に土屋ケアカレッジに提出してください。
なお、指導看護師は、原則として実際にご利用者にたんの吸引等を実施する際に連携する(予定も含む)訪問看護事業所等の看護師等にご依頼ください。
ただし、連携する訪問看護事業所等から同意が得られない場合は、主治医や自施設・介護事業所等の指導看護師等による 指導・評価も可能です。ご要望があればメールでもお送りいたします。
(6)書類の提出方法
必要書類の画像データをcollege@care-tsuchiya.comにお送りください。
※土屋ケアカレッジにて画像が読み取れない場合は保存形式を土屋ケアカレッジ指定のもの変える等していただき再度提出をしてください。
(7)受講の決定
土屋ケアカレッジで申込書類を確認の上、不備がなければ受講の決定をします。決定については、受講生が所属している訪問介護事業所等の代表申込者に電話又はメールで通知します。
(8)個人情報の取扱い
申込書に記載された個人情報については、適正な管理を行い、本研修の運営及び認定特定行為業務従事者の認定並びに登録特定行為事業者の登録以外の目的に利用することはありません。
(9)問合せ
土屋ケアカレッジ 登録研修機関 実地研修担当
TEL: 050-3138-2024
(10)実地研修の申込から修了までの流れ
訪問介護事業所等 | 土屋ケアカレッジ | 指導看護師派遣事業所 | |
研修申込 | 申請書類の準備・提出 指導看護師等の確保 | 受講の決定 | 承諾書 |
実地研修 | 同意書の取り交わし 実地研修 | 評価表受領 | 指導者養成研修 |
研修修了 | 特定行為業務従事者の認定申請 | 修了証明書 |
※受講者は、実地研修の実施について説明を行い、実地研修受講前にご利用者(又はそのご家族)と「同意書」を取り交わす必要があります。同意書の取り交わしをせずに実地研修を行うことはできません。
※指導者養成研修(自己学習)を受講し「アンケート」を提出した後、実地研修の指導が可能となります。
(11)受講決定後
- *訪問介護事業所等
- 訪問介護事業所等へは、受講の決定をしたら受講決定通知及び同意書等を配布いたします。
- *同意書の取り交わし及び提出
- 受講者は、ご利用者(又はそのご家族)にたんの吸引等の実地 研修の実施について説明し、ご利用者から「同意書」により同意を得て、当該「同意書」を訪問介護事業所等に提出してください。
- *指導看護師派遣事業所
- 本研修の受講決定後に、指導看護師派遣事業所は必要書類を確認の上、書類の提出及び指導者養成研修の受講等を行います。
(12)実地研修の実施
①受講者は、指導看護師の指導により 、ご利用者に対してたんの吸引等を実施し、評価を受けてください。指導看護師は、ご利用者の状況に応じた、たんの吸引等の方法を受講者に指導してください。
②実地研修は、介護職員等が2回連続、全ての項目で「手順通り実施できる」と指導看護師が評価されるまで繰り返し実施します。指導看護師は作成した評価票、指導看護師派遣事業所に提出してください。なお、実地研修は、実地研修開始から2か月以内(延長については申し出があり、正当な理由があれば最大4か月を限度として認めます)に修了してください。
(13)実地研修終了から修了証明書の交付まで
- ①評価票の取りまとめ・提出
- (ア)指導看護師派遣事業所は、指導看護師が作成した受講者の評価票を取りまとめ、訪問介護事業所等へ提出してください。
- (イ)訪問介護事業所等は各受講者の評価票を取りまとめ、土屋ケアカレッジに郵送または持参にて提出してください。
- ②修了証明書の交付
- (ア)土屋ケアカレッジで評価票の内容を確認の上、各受講者に交付する修了証明書を発行し、訪問介護事業所等に送付します。
- (イ)訪問介護事業所等は各受講者へ修了証明書を配付してください。