代表挨拶

「さらに歩を進める、交響圏へ」

株式会社土屋 代表挨拶

 

第3期スタートにあたって

株式会社土屋は2020年8月に岡山県井原市にて創業し、あまたのサポーターに支えられながら2020年11月に事業開始しました。そしてガバナンス強化による組織体制の大幅な改革や連結決算体制の確立のために決算期を変更し、このたび2021年11月に第3期がスタートすることになりました。

「探し求める小さな声を」という土屋のミッションに導かれ、現在約40都道府県にて重度訪問介護サービスを提供するホームケア土屋を運営し、どんなに重い障害を持っていても一人でも多くの方々が地域で共に生活できるようスタッフ一同邁進しております。

第3期中、すなわち2022年10月までには、47都道府県でのサービス提供体制を確立し、日本中どこにいても重度訪問介護サービスや医療的ケアが受けられる社会環境を創造していきます。また全国すべての広域ブロックに最低1か所は訪問看護ステーションを立ち上げ、医療と介護の協働体制を構築し、さらなるサービスの質の向上を図っていきます。

第3期には認知症対応型グループホームを運営する法人や農福連携において先駆的な実績を持つ事業者が子会社として私達と合流し、私たちが取り組むことのできる事業の幅がさらに拡大していくことが期待できます。高齢者対応のデイホーム土屋も全国各地に立ち上げ、地域福祉を担うトータルケアカンパニーへの進度を飛躍的に速めて、「交響圏へ」という私たちのビジョンの実現に向かって歩みを進めていきます。

私たちのルーツともいえる障害者運動の精神をしっかりと継承しつつ、それをさらなる普遍的価値の創造に昇華させていきたいと思います。

永遠の課題ともいえる人手不足問題を解消するため、新設された経営戦略室を中心に事業のさらなる効率化やDX化の道を模索し、それによって生み出された収益を資源として採用投資活動をなお一層強化・拡大していきます。土屋ケアカレッジの重度訪問介護従業者養成研修を全国に広くあまねく開校し、それと同時に初任者研修や実務者研修なども実施し、ケアワーカーのキャリアパスサポートをしつつ、介護業界全体への人材供給の架け橋になっていきます。

シンクタンク部門である土屋総研や出版部門である土屋パブリッシングも本格的に始動し、業界全体に対する貢献や文化刷新ならびに新しい価値の創造に寄与していきたいと考えております。土屋のCSR部門であるテラテットでは、マネタイズが難しい、つまり制度の谷間から零れ落ちるような社会課題の解決に挑戦していきたいと思います。SDGsへの興味関心と理解を促進し、持続可能な福祉社会を作っていくという方向性を土屋の共通価値として組織全体に深く浸透させていきます。

1年前の出帆の時に提示した3アッププロジェクト、すなわちクライアントならびにスタッフの満足度と組織の質の向上への取り組みは、委員会推進室を中心に引き続き実行していきます。

IPO準備が本格的に始動しました。監査機能を中心にガバナンス体制を強化し、組織の属人性を排除し、「つぶれてはならない事業を担っている」ということへの自覚を深め、「つぶれない企業」になるための地盤を固めていきます。業界のロールモデルになれるよう、従業員が土屋のメンバーであることを誇りに思えるよう、継続的な努力をしてまいります。

ソーシャルビジネスの本質により忠実に、MVV(ミッションビジョンバリュー)経営を推進し、他のステークホルダーとのネットワークをさらに強めながら様々な社会課題の解決に取り組んでいきます。変化を恐れず、ソーシャルグッドの実現のために挑戦する組織であり続けます。垣根なくすべての人たちに挑戦する機会が与えられる、失敗した人にも振り返りのスペースが残されつつ再チャレンジの機会が提供できる、土屋はそんな大らかなチームであり続けたいと思います。

2021年10月29日
株式会社土屋
代表取締役 高浜敏之

◆プロフィール
高浜 敏之(たかはま としゆき)
株式会社土屋 代表取締役 兼CEO最高経営責任者慶応義塾大学文学部哲学科卒 美学美術史学専攻。大学卒業後、介護福祉社会運動の世界へ。自立障害者の介助者、障害者運動、ホームレス支援活動を経て、介護系ベンチャー企業の立ち上げに参加。デイサービスの管理者、事業統括、新規事業の企画立案、エリア開発などを経験。2020年8月に株式会社土屋を起業。代表取締役CEOに就任。趣味はボクシング、文学、アート、海辺を散策。