―今、今井さんが関わられているのは、どんなお仕事なんでしょうか。
重度訪問介護などを行うホームケアをはじめ、共同生活援助、就労B、生活介護といった障害福祉サービスをメインに、指定更新や変更に伴う行政手続き、人員体制や資格の確認、加算の取得要件の確認などを担当しています。
自治体によって手続きが異なるので、必要に応じて行政に確認しながら進めています。
ほかにも、事業所で使う様式を整えたり、手作業を自動化したりと、業務を効率化する仕組みづくりにも取り組むことが増えました。
―仕事を続ける中で、「嬉しいな」とか、やりがいを感じる時はどんな時でしょうか?
「助かりました!」って言ってもらえると嬉しいです。
それから、自分がつくった仕組みを全国の事業所で使ってもらえて、「みんなの仕事が少し楽になったかな」って思える瞬間はすごくやりがいを感じます。
法務は、現場の方とのやり取りが主なので、直接、クライアントと関わる仕事ではないんです。
なので、「事業所や管理者の方ができるだけやりやすいように」。
それからクライアントの方へお渡しする書類を作成する時も、「伝わりやすいように」っていうところをしっかり考えて、やり取りをしています。
先ほどお話しした業務の効率化も、単純に作業時間を短くするというより、「事業所の方が使いやすくなるにはどうしたらいいか」「もっと管理しやすくできないかな」という視点を大切にしています。
もともとはスクリプトなんて全く組めなかったんですが、仕事をする中でGAS(Google Apps Script)を使うようになって。
今では、手作業だったものを自動化したり、使いやすい仕組みに変えたりすることもできるようになりました。
もちろん、AIの力をかなり借りてますけど(笑)。
自分がつくったものを実際に事業所で使ってもらえるのは、やっぱり嬉しいですね。
―お仕事で人とやり取りをする時、今井さんが大切にしているのはどんなことですか?
そうですね。相手の立場で考えることです。
最近はAIも発達しているので、文章を送る前に添削してもらうことも多いです。
法務という仕事の性質上、提出いただいた書類に対して指摘をする側になることも多いので、内容はきちんと伝えつつ、受け取る側が嫌な気持ちにならないような言葉を選ぶことはすごく意識しています。
そのためにAIの力を借りることも多いです。
―今井さんは先ほど、「狭い世界で生きてるので」と仰ってました。でも、お子さんやご家族との身のまわりの世界を大事にしながら働くことってすごく大事なんじゃないかな、と感じることも多いです。同じ質問になっちゃうんですが――例えば、お子さんやご家族と関わる時に今井さんが大事にされてることはありますか?
そうですね。家族との時間は大事にしたいなと思っています。
うちは主人が平日休み、私は土日休みが多くて、なかなか家族みんなの休みが合わないんです。
でも年に1回の家族旅行だけは、みんなで休みを合わせて行くようにしています。
行き先は、基本的にこどもファーストです。
Instagramを見ながら、「ここ行きたい!」「このご飯おいしそう!」って、こどもが楽しめそうな場所を探してます。
旅行って当日ももちろん楽しいんですが、私は計画してる時間も好きなんですよね。
普段の週末は、私が土日休みなのでワンオペになることも多いんですが、こどもたちが「ここに行きたい」って言ったら、できるだけ一緒に行ってみたりしています。
上の子が小学校に上がったこともあって、最近は「これからどんどん一緒にいる時間が少なくなっていくんだろうな」「こうやって一緒に出かけられるのも今だけなのかな」って思うことも増えました。
だからこそ、今はできるだけこどもとの時間を大事にしたいし、こどもが「やりたい」って言ったことはできるだけ応援したい。
その思いは、夫婦ともに大事にしてるかなと思います。
―介護の仕事に携わるようになってから、今井さんご自身が変わってきた部分、それから気づいたことなどがあったらお聞きしたいです。
そうですね。
土屋で働いている人の中には、ご家族や知り合いの中に障害や病気を持っている方が身近にいらっしゃる方がすごく多いんだな、っていうことを知りました。
そうした経験から、「障害や病気のある方を支えたい」という思いを持って働いている方もいらっしゃるんだろうなって。
これまで自分の身近な世界だけでは知ることのできなかったことを、周りの方のお話を通して知る機会がすごく増えました。
例えば、私が入社してすぐの頃、CSR推進協議会等で活躍されている白鳥美香子さん(しらとりみかこ/CSR協議会サポート部部長)の発信を拝見したことがあって。
ご自身の経験や、介護の仕事を始めた理由についてお話しされていました。
家族の介護と向き合いながら働いている方が実際に土屋にいることを知ったのは、すごく印象に残っています。
そうしたご自身の経験を隠さずに話せたり、家族や自分の生活も大事にしながら働いている方がいることって、働く側の安心にもつながるんじゃないかなと思うんです。
私自身も、家族との時間を大切にしながら働きたいと思っているので、「こういう働き方もできるんだ」って、土屋に入って知ることができました。
それから、「土屋に入社してから穏やかになった」って主人がよく言うんです(笑)。
―そうなんですね。
働き方もあるのかな、とは思います。
こどものことで何かあった時にも相談しやすくて、家庭の状況に合わせながら働かせていただいています。
法務部部長の山本沙樹(やまもとさき)さんもお二人のお子さんのお母さんなので、こどもの体調が悪い時にも声をかけてくださったり、状況を理解してくださったりして。
もちろん仕事なのでやるべきことはあるんですが、家庭のことも含めて相談できる上司がいるのは、すごくありがたいなと思いながら働いています。
一方で、私は育児だけになると、自分自身がしんどくなってしまう部分もあるんです。
“こどもだけ”にはなれないというか。
私にとっては仕事をすることが気持ちの切り替えにもなっていて、家庭と仕事の両方があることが、自分には合っているんだなと土屋に入って感じるようになりました。
それもあって、今は以前より穏やかに働けているような気がします。それが介護の業界に入ったからなのかは、正直なところ分からないんですが(笑)。
でも、土屋に入ってから、気持ちの切り替え方はうまくなったなと感じていますね。