―ここまでお仕事の話を伺ってきたので、プライベートの部分、趣味や日々の習慣などを伺ってみたいです。
今の楽しみは孫と遊ぶことですね。
1歳の孫がおりまして、その孫が片言で話すのが可愛くて、会うのが楽しみです。
あと私が昔は手芸や洋裁といった、ものづくりが好きだったんですけれども、今はなかなかまとまった時間も取りづらいので、音楽を聞いたり、映画を見たりするのが好きですね。
―映画はネットで見られるんですか?
今は映画が見やすい環境なのでネットでも見ますし、「映画館で見たいな」と思うものがあったら映画館に行ってみたり。
シニア割引がききますので(笑)。
とてもいい気分転換になってます。
映画を見出したきっかけは、「いかに早く気分転換ができるかな」っていうところだったんです。
見てる間は映画に集中して、頭の中が空っぽになって、切り替えられる自分がいて、後がとってもいい感じなんです。
あと、お散歩も好きですね。
海辺を散歩に行ったり。
夏場は暑かったですが、今の時期はとっても気持ちがいいので。
綺麗な白い砂の海岸があるので、その辺りをお散歩したり。
海辺に座って空気を吸うだけでも気持ちがいいので、そういったことで楽しんでます。
あと、買い物も好きですね。
何も買わなくても、ウィンドウショッピングとか大好きです。
―これからのところを伺えれば、と思います。「これからプレムダンでこんなことを行っていきたいな」という思いがあったら聞かせてください。
そうですね。今の自分の立ち位置は、現場と上層部/運営側をつなぐ立ち位置なのかな、と思ってます。
なので、現場の状況を運営側に伝えていくこと、他方で運営側の意図を伝わるかたちに転換をしながら、現場にアプローチできるようになりたいな、とは思います。
―ご自身のこれから、のところではいかがですか?
そうですね。
福祉の世界に入って自分が本当に吸いつけられるように、引き寄せられるように猛勉強した自分がいるんです。
数学や物理といった分野にはもともとあまり興味がなくて、そういった分野を勉強した記憶が乏しいんですが(笑)。
私は2013年のプレムダンの立ち上げ時からずっと携わってきました。
これまでは忙しく過ごす時間も多かったので――たとえば、ゆっくりと本を読んでみたいな、とか。
あと、私自身はいろんな人とたくさん出会って、福祉の業界以外のことも、視野を広げてみたいなっていう思いはありますね。
あと、美術館にも行ってみたいし、音楽のコンサートにも行ってみたいし――「死ぬまでにやりたい10のこと」みたいなリストアップは密かにしてみたんです(笑)。
これは内緒なんですが、「○○のコンサートに行くこと」とかね(笑)。
そういうふうにこれからを楽しんで、悔いのないように生きていきたいなと思ってます。
―高橋さんは長く福祉の業界に携わてこられて、いろんな変わり目を見てこられたのかな、と思います。今また社会全体が大きく変わっていく中で、「10年後、20年後、こんな社会になってたらいいな」っていうところはありますか。
そうですね。
制度的に言うと、障害福祉、高齢者、児童福祉といった制度面は縦割りになっているんですよね。
もちろん、それぞれに専門の分野があっていいんですけれども、これからは縦割りだけではなく、もう少し分野を超えて横の行き来ができたらいいですね。
そのことで必要な方に必要な支援が届くようにみんなで過ごせていけるといいな――という希望は、なんとはなくありますね。
私自身はグローバルな社会になるといいな、と思っているので、社会保障制度もグローバルなものに整っていくといいな、と思います。