―お休みの日はどんなふうに過ごされているんですか。
休みの日は、車を洗うのがめちゃくちゃ心の整理なんです。
ので、暇さえあれば毎週車を洗って(笑)。
そこから時間があったら、映画が好きなので映画館に行ったり、ドライブに出かけたりして、リフレッシュしてますね。
―これからのところを少し伺えればなと思います。今働かれているナーシングプラス土屋沖縄で、今後こんなことができたらいいなという思いがありましたら聞かせてください。
今、事業所内でリハビリを担当している理学療法士は僕1人なので、作業療法士さん等のメンバーがもう少し増えて、いろんな方向からリハビリを提供したり、アプローチができるような事業所になっていけたらいいですね。
その人が希望する生活のサポートを続けて、利用者の方から「土屋にお願いしてよかった」って言っていただけるような事業所――今後もそれを目標に続けていけたらいいな、と思います。
―一緒に働いているのはどんな方たちなんですか。
スタッフがみんなすごくいい人たちなんです。
協力的で、それだけでも大きな出会いですし、みなさん僕よりも経験を積んでらっしゃる方たちで、頼りがいのある方たちなので、困ったら相談ができる環境があります。
看護師さんが7名、理学療法士として僕がいて、スタッフは全員で8名なんですが、リハビリに関しては逆に僕が詳しいところもあるので、みなさんと相談をしながら、利用者の方とお家でできる運動を僕から提案したり、運動の冊子を作って渡したりもしました。
―冊子を作られたんですか?
そうなんです。
ストレッチのやり方や体の動かし方――座ってできる体操とか――を3つぐらい、わかりやすくイラストを入れて作りました。
注意点も入れたりして、利用者の方のお家に持っていって、たまに一緒にやったりしてますね。
―その冊子をお家で見ながら、自分でもできるような。
そうですね。「それぞれやってくれたらいいな」って思います。
―田代さんご自身のこれからはいかがですか?「こんなふうに働いていきたいな」とか、「こんなことやってみたいな」というところがあったら。
僕としては――コロナ禍があって、「旅行に行きたい」と思っていた年がコロナ禍に当たっちゃったんです。
でも今は転職して2年ほど経って、仕事にも慣れてきました。
僕はもともと「いろんな世界を見てみたい」っていう思いがあるんです。
プライベートも充実させることで、仕事も充実できたらいいな、と思ってます。
ひとまず、「近いうちに海外旅行に行きたいな」っていうアバウトな目標は立ててます(笑)。
―具体的には……?
「ヨーロッパに行きたいな」っていう思いがずっとあって。
フランスとか、イタリアとか、オーストラリアにも行ってみたいんですよね。
「ヨーロッパの街並みを見てみたい」っていうのと、その土地の食べ物を食べたいです(笑)。
―田代さんにとって、看護や医療、福祉の仕事を続けている原動力になってるものがどんなところにあるのか……を伺えれば嬉しいです。
僕としては、「この、リハビリっていう職業が好き」というか――たぶん、いちばんは「人と話したり、関わることが好きなのかな」と思っているので、そこが今の僕には、うってつけの仕事なんじゃないかなと思います。
そこがあって、続いているんでしょうね。
あとはみなさんから、「あんたがやってくれてよかったさー」って言ってもらえるのがかなり原動力になってますね。
―訪問看護ナーシングプラス土屋のロゴにも「自分らしく生きるを支える」という言葉があります。
クライアントの“その人らしさ”を守ると同時に、働く側の“自分らしさ”について、それから“土屋らしさ”ってどんなところにあるのか、を最後に伺ってみたいです。
そうですね、“自分らしく”……。
自分が思っていることや悩んでいることをみんなに相談して解決していくこと。
それから、働く時は働いて、プライベートはプライベートを楽しんで、「ON OFF」を切り替えながら働き続けていくのが理想かな、と思っています。
やっぱり、仕事も楽しいので。
仕事があるからプライベートも充実するし、プライベートがあるから仕事に身が入る――っていうことも最近すごく思うので、どっちも全力投球でいけたらいいな、って。
自分らしく働いていくにはそこが大事なのかな、と感じてます。
それから、“土屋らしさ”については――在宅で暮らしているクライアントさんの生活をいちばんに考えて関われるところはやっぱり訪問看護という仕事の魅力だな、と感じています。
訪問看護での関わりを通して、今までよりもっと内容濃く、みなさんが自分らしく在宅で生活していただけたら嬉しいですし、クライアントさんはもちろん、僕たち働く側も自分らしく生活をしていく――そこを今、それぞれの場所でつくってるんだと思います。
これからは、それぞれのところから“土屋”として、もうすこしでかいピラミッドをつくっていくような――そこに僕も力を貸せたらいいなと思っているので。
クライアントも働く側も満足して、そうあることで働き続けていけたらいいな、と思います。