【新卒者向け】介護業界の志望動機の書き方!ポイントや注意点を解説します!

志望動機は採用率にも非常に大きく関わってきます。

履歴書の志望動機の欄に何を書けばいいのかわからない、という方も少なくありません。

そこで今回は、詳しく書き方のステップを解説するので、志望動機の書き方で悩んでいる方は必読です。

目次

志望動機と自己PRの違いを知ろう

志望動機を書くためには、まず自己PRとの違いを知り、内容の差別化を図りましょう。

志望動機もPRの欄であるため、自己PRと混同した内容を書く方がいます。

しかし、まったくの別物であり、混同した内容を書くと知識がないとして内定を落とされる要因です。

志望動機は、事業所に感じた魅力を伝え、自身がここで働きたいと感じた理由を伝えるのが目的です。

一方で自己PRは、入職後どのようにその事業所で役に立つのかを伝えるのが目的となっています。

目的は異なるものの、この2つの内容には繋がりがあります。

よって、志望動機の内容をしっかりと固めなければ、自己PRの内容も充実したものになりません。

PRに成功して内定をもらうためには志望動機を掘り下げて具体化し、自己PRに繋げることが重要です。

志望動機が浮かばない(書けない)理由を明確にしよう

次に、志望動機がなぜ浮かばないのか(スラスラ書けないのか)を分析する必要があります。

この分析をしなければ、いつまでも志望動機の内容が書けないままです。

志望動機が浮かばない主な理由は以下の2つです。

  1. 自己分析が不足している
  2. 事業所のリサーチが足りていない

以降で詳しく解説します。

【理由1】自己分析が不足している

自己分析が不足していると、志望動機を書く難易度が高くなります。

自分がどのような仕事に就き、どのような目的を持って働くのかがわからないためです。

志望動機では、事業所の魅力を見つけることがキーポイントとなります。

下記の内容が内容が不透明だと事業所の魅力に気づかずスルーしがちになるため、以下を明確にさせましょう。

  • ご自身が介護職に就きたい理由
  • 理想とする事業所の特徴
  • クライアントや介護職への思い

志望動機を明確にするためには、まず自己分析をすることが重要です。

【理由2】事業所のリサーチが足りていない

介護職への思いや理想とする事業所は明確にあるが志望動機が書けない方は、事業所のリサーチが足りていないことが考えられます。

事業所の方針や理念、どのような特色を持つのかを知らなければ、自分自身の魅力を合わせて伝えることはできません。

事業所の魅力を採用担当者に伝えるには、事業所のことをよく知ることからスタートしましょう。

事業所の公式サイトには、経営理念やスタッフの顔、仕事内容や特徴などが記載されていますので、しっかりとチェックしましょう。

加えて、それだけでは実際の事業所の雰囲気を知るには不十分なので、クライアントの声やその家族の口コミも必ずチェックしてください。

そこに志望動機のヒントがあるかもしれません。

志望動機を書く手順を知ろう

ここでは、実際に志望動機を書くときの手順を紹介します。

下記の手順通りに内容を考えていくことで、志望動機を具体的かつわかりやすくまとめられます。

  1. なぜ介護業界を選んだのかを明確にする
  2. なぜその事業所を選んだのかを明確にする
  3. 介護業界と事業所が求める人材を把握する
  4. 手順1〜3を基に志望動機を書く

では、順番に解説します。

【手順1】なぜ介護業界を選んだのかを明確にする

介護業界を選んだ理由をはじめに明確にしましょう。

  • 高齢化が進んでいくため少しでも力になりたい
  • 祖母の介護経験を活かしたい
  • 高齢者と接するのが好きでサポートしたい

上記のように考えられる理由はいくつもあります。

ご自身はなぜ介護業界を目指そうと思ったのか、問いかけてその答えを導き出しましょう。

【手順2】なぜその事業所を選んだのかを明確にする

介護業界を目指す理由を明確にしたら、次は事業所を選んだ理由を明確にしましょう。

介護職に就きたいと考えた理由に合った事業所を選ぶことで、理由を明確化しやすくなります。

ポイント「事業所のサイトを細かくリサーチする」

どの事業所でも使えそうな理由を伝えるのは、PRとして弱いため避けましょう。

なぜ企業を選んだのかをしっかりと伝えるために、事業所の特色や求める人材を知る必要があります。

以下の内容をリサーチしましょう。

  • 事業方針やどのような活動をしているのか
  • どのような事業を展開しているのか
  • どのような人材を求めているのか

上記すべて事業所の公式サイトでチェックし、それに基づいたPRをしましょう。

サイトの記載例と志望動機の例文

【サイトの記載例】
「アットホームな雰囲気が特徴。家にいるような安心感を持ってもらいたいと思いながら、日々介護業務に励んでいます」

【志望動機の例文】
「貴社は、家にいるような安心感を持ってもらえるように心がけていることを知りました。私も同じくクライアントさんには家にいるようなホッとする気持ちで施設を利用していただきたいと考えています。貴社の考えと私の理想とする介護施設のあり方が同じであるため、貴社でぜひ働きたいと思いました」

【手順3】介護業界と事業所が求める人材を把握する

ぜひ働いてほしいと採用担当者から思ってもらうためには、介護業界と事業所が求める人材を把握し、それに該当することをアピールする必要があります。

求めている人材は、事業所のサイトの理念や採用ページからチェックできます。

求めている人材をチェックしたら、自己分析で導いた自身の性格や考えにリンクさせてアピールしましょう。

サイトの記載例と志望動機の例文

【サイトの記載例】
「小さな声に気づき行動することをモットーとしている」

【志望動機の例文】
「私は、昔から周りの動きをみてどう動くべきなのか考える癖があります。貴社の小さな声に気づき行動するというモットーを叶えられる人材であることを自信を持って言えます。たとえば、街中で段差に上がれず悩んでいる車椅子の人に気づき、助けた経験があります。常に周りを見られる視野があるからこそ気づき、そして助けるという行動につながったと考えています。貴社で働くことになった際は、広い視野で周囲を観察しクライアントの小さな声に気づける、役立つ人材であると自負しております」

【手順4】手順1〜3を基に志望動機を書く

手順1〜3で洗い出した内容を基に志望動機を書いていきましょう。

志望動機を書く際の注意点は以下のとおりです。

  1. 待遇の良さを前面に出さない
  2. PREP法で端的かつ具体的にまとめる
  3. ネガティブな内容は書かない
  4. 学びたいという姿勢を前面に出さない

【注意点1】待遇の良さを前面に出さない

待遇の良さに惹かれたといった志望動機は、事業所で役立つ人材となるアピールにならないため内定をもらえる確率は極めて低い傾向です。

もし触れるのであれば、さまざまな事業所の魅力を伝えたうえで待遇の良さについて触れるようにしましょう。

【注意点2】端的かつ具体的にまとめる

PREP法はプレゼンをする際に用いられる技法で、以下の順序で文章を書きます。

  • 結論
  • 理由
  • 具体例
  • 結論

論理的に伝え説得力を高める効果があるため、ぜひ活用しましょう。

【注意点3】ネガティブな内容は書かない

介護業界に関するネガティブな意見、他の職種を目指していたけど就活に失敗したから介護を選んだといった内容は、採用担当者を不快な思いにさせ印象をマイナスにします。

本当のことであっても伝えないようにしましょう。

【注意点4】学びたいという姿勢を前面に出さない

仕事ですので、学びたいという姿勢を前面に出すのは間違っています。

介護現場で役立つ人材を欲しているため求人を出しているためです。

もし伝えるとすれば、学んだ内容をどう役立てていくかまで伝えるようにしましょう。

介護職の志望動機は分析が重要

介護職の志望動機はありきたりな内容だと内定率は低い傾向です。

自己分析と事業所のリサーチや分析を徹底的に行い、なぜその事業所で働きたいと思ったのかを明確にする必要があります。

いきなり志望動機を書こうとするのは難しいため、以下の手順で書いていきましょう。

  1. なぜ介護業界を選んだのかを明確にする
  2. なぜその事業所を選んだのかを明確にする
  3. 介護業界と事業所が求める人材を把握
  4. 手順1〜3を基に志望動機を書く

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