40代の男性で、長年働いてきた職場を退職し、キャリアチェンジを考える方は多いことでしょう。そこで今後需要が高まる介護職への転職を考えていませんか?
本記事では、40代男性に向けて介護職の平均年齢や給与を解説していきます。
- 介護職で働く年齢層を知りたい
- 40代男性が介護職で働くメリットを知りたい
- 介護職の平均給与が気になる
未経験・無資格の方におすすめの施設も紹介しているので、上記のような方はぜひ最後までご覧ください。
介護職で働く40代男性の割合とは?
まず40代の男性で介護職員として働いている割合はどの程度なのか、転職する割合はどれくらいいるのかをみていきましょう。
介護職の男性年齢層
公益財団法人介護労働安定センター令和4年度「介護労働実態調査」結果によると、男性の年齢分布では「40 歳以上 45 歳未満」が、16.8%でした。
「35 歳以上 40 歳未満」が最も多い17.7%で、平均年齢は男性が42.9歳ということがわかります。
介護職は、年齢が上がっても活躍できる職種であることがわかります。
介護職を離職する年齢の割合
厚生労働省が発表した「令和4年度雇用動向調査の概要」で50~54歳男性の入職離職率の推移が確認できます。
この結果から、50~54際男性の離職率は、4.5%と低く介護職においては経験を積んだり、年齢が上がるにつれて離職率が低下する傾向が見られることが示唆されます。
介護職は、40代の男性が転職して長く働きやすい職種だということがわかります。
40代男性の転職先に介護職が最適だといえる理由
ここからは、40代男性に介護職がおすすめできる理由をご紹介します。
40代男性が転職先を考える際の参考にしてみてください。
人間関係やコミュニケーション能力が活かせる
40代になると、人間関係やコミュニケーション能力が豊富になります。
介護職は、日常生活の中で利用者やその家族と密接に関わる仕事であり、コミュニケーション能力が非常に重要です。
40代の男性は、これまでの経験を活かして、利用者やその家族と円滑にコミュニケーションを取れるでしょう。
また、人間関係を築く能力も高まっているため、利用者や職場の仲間との信頼関係を構築しやすくなっています。介護職は40代の男性にとって人間関係やコミュニケーション能力を活かせる職種と言えるでしょう。
経験や知識を活用できる
40代になると、これまでの経験や知識が豊富になります。
介護職では、利用者の心身のケアや日常生活のサポートなど、幅広い領域で経験や知識を活かせます。人とのコミュニケーションや対人関係のスキルも、利用者やその家族との信頼関係を築く上で重要です。
さらに、40代になると身につけた知識や技術も活かせます。
たとえば、医療や福祉の知識、コンピューターや情報技術のスキルなどは、介護職の現場で役立つことがあるでしょう。
介護職は多岐にわたるスキルや知識が求められるため、経験や知識は転職先として介護職を選択する際に大きなアドバンテージとなると考えられます。
将来性と安定性がある
将来性と安定性は、介護職を転職先として考える際に重要な要素です。
高齢化社会が進展する中で、介護職の需要はますます高まっています。これに伴い、介護職の求人数も増加しており、安定した雇用環境が期待できるでしょう。
介護職は将来的にも需要が続くと予測されているため、長期的な安定性も見込めます。このような背景から、40代の男性が将来を見据えて安定した職業を求める際に、介護職が適しているといえるでしょう。
介護職として働くようになれば、介護福祉士や社会福祉士といった国家資格への挑戦も可能になります。
将来的に資格をつかって働きたい、40代のうちに手に職をつけておきたいという方にもとてもおすすめです。
やりがいや喜びを感じられる
介護職は人を助ける仕事であり、その喜びややりがいを感じられる職業です。
介護職に携わることで、利用者やその家族からの感謝や笑顔を受け取れ、その喜びややりがいを感じられます。利用者さんとの関わりの中で、人生の尊さや大切さを再認識できるでしょう。
これらの体験は、自己成長や充実感を得るきっかけとなり、仕事へのモチベーションを高められるのです。そのため、介護職はやりがいや喜びを感じられる職業として、40代の男性の転職先に適しています。
ライフワークバランスが確保できる
介護職は、シフト制やパートタイムなど、柔軟な働き方が可能な職種が多くあります。そのため、家庭や趣味との両立がしやすい環境を提供してくれるでしょう。
とくに40代の男性は、親の介護や子育て、自身の健康管理など、さまざまな面でバランスを保つ必要があります。
40歳男性が転職先で長く働くためには、仕事とプライベートを充実できる介護職が適しているといえるでしょう。
40代を超えて介護職で転職したら給与はどうなる?
40歳を超えて転職する場合、最も不安に感じることが給与面でしょう。ここからは介護職の給与について解説していきます。
介護職員の平均給与
厚生労働省が発表している「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、介護職員(月給・常勤の者)の平均給与は以下の通りだったことがわかりました。
介護職員の平均給与(令和4年12月時点) | |
介護職員等ベースアップ等支援加算を取得(届出)している事業所 | 318,230円(前年+17,490円) |
介護職員処遇改善支援補助金を取得(届出)している事業所 | 317,540円(前年+16,550円) |
介護職は給与が低いといわれていましたが、現在は少しずつ改善されています。
理由は高齢化社会の進展に伴い、介護職の需要が増加しているからです。この需要増加に伴い、介護職員の需要が高まり、競争力のある給与を提供する企業や施設が増えてきました。
また、政府も介護職員の給与引上げを支援する政策を実施しており、介護保険制度の改定や助成金制度の拡充などが行われています。
介護職員等ベースアップ等支援加算と介護職員処遇支援補助金とは
介護職員等ベースアップ等支援加算と介護職員処遇支援補助金は、介護職員の処遇改善や賃金引上げを支援するための制度です。
介護職員等ベースアップ等支援加算 |
介護保険施設において、介護職員の処遇改善や賃金引上げのために行われる加算です。これにより、介護職員の給与が引き上げられ、働きやすい環境が整えられることが期待されています。 |
介護職員処遇支援補助金 |
介護職員の処遇改善や職場環境の改善を支援するために、厚生労働省が交付する補助金です。具体的には、介護職員の給与引上げや労働環境改善のための費用に充てられます。介護職員処遇改善交付金とも呼ばれます。 |
これらの制度は、介護職員の処遇改善や職場環境の改善を支援することで、介護職の働きやすさや魅力を向上させることを目的としています。
しかし介護職員等ベースアップ等支援加算や介護職員処遇支援補助金は、全ての介護施設で実施されているわけではありません。
これらの支援制度は、厚生労働省が設けているものであり、施設が条件を満たしていれば利用できるものです。
令和6年度「処遇改善加算」の1本化
介護報酬改定により、令和6年6月以降「介護職員等ベースアップ等支援加算」と「介護職員処遇支援補助金」が1本化され、令和6年度に2.5%、令和7年度に2.0%アップを目指し加算率の引き上げが行われます。
令和6年度末まで経過措置期間が設けられ、完全実施は令和7年度です。今後介護業界に転職を考えている方は給与額が上がる可能性があるでしょう。
施設や地域によっては、予算の都合や他の支援策を優先している場合など、実際に利用されていないケースもあります。そのため、介護職を志す際には、施設の選定や労働条件の確認を慎重に行うことが重要です。
株式会社土屋なら未経験でも介護職を目指せます!
本記事では、介護職に転職を考えている40代男性に向けて介護職で働く人の平均年齢や平均給与をご紹介しました。
介護職は、年齢が上がるほど離職率も下がり、40代男性にとって第2のキャリアを築きやすい環境です。
株式会社土屋は、全国に71事業の介護サービスを展開しており、重度訪問介護事業、デイサービス事業、定期巡回事業など、様々な介護福祉事業に力を入れています。
働きながら資格取得を目指せる支援も行っているため、40代男性が未経験で介護職に転職したいという場合にも非常におすすめです。
転職先に迷っている方は、ぜひお気軽に株式会社土屋までお問い合わせください。