介護転職に失敗した事例と対策方法とは?介護職・他業種別に紹介

目次

介護職から別の介護職に転職し失敗した事例

介護職から別の介護職に転職して失敗した事例を2つ紹介します。

対処法も併せて紹介していますので、失敗しないための教訓としてください。

【失敗事例①】収入は増えたけど前のほうがよかった

Aさんはデイサービスで働いていましたが、収入アップのために特別養護老人ホームに転職し、失敗しました。

特別養護老人ホームは夜勤があるため、夜勤を担当するほど手当が追加され収入アップが見込めます。

しかし、転職してから「前のほうがよかった」と後悔し、失敗することになります。

特別養護老人ホームに転職をしても、デイサービス入浴介助や食事介助の経験を活かせるため楽勝だと思っていました。

しかし、デイサービスで培ったスキルでは足りず、戦力になっていないことを痛感したのです。

そして、夜勤で収入アップできると意気込んでいたものの、実際はこれまでと生活リズムが大きく違うため、寝不足や軽い体調不良に悩むように。

加えて、夜勤で緊急対応が必要となったとき、看護師が常駐しているわけではないため対応に不安があり、ストレスを感じるようになりました。

失敗理由と対策方法

失敗した理由は「経験しているから大丈夫だろう」という思い込みにより、しっかりと特別養護老人ホームの仕事内容やメリット・デメリットを調べなかったことにあります。

夜勤の緊急対応は介護士が対応しなければならないケースが多いこと、デイサービスとは違い要介護度が高く介助方法に工夫が必要なことなど、デイサービスとは大きな違いがいくつもあります。

転職先の仕事の特徴をよく調べてから転職しましょう。

【失敗事例②】マニュアルがないうえに対応が誠実でなかった

B子さんは訪問介護士として働いて6年の経験がありましたが、自宅に近い職場を求め、自宅近くの有料老人ホームへ転職し、失敗しました。

転職理由は通勤を楽にしたいというもので、施設の特徴はわからないまま近いという理由でその施設に決めたのです。

実際働き始め徐々に仕事に慣れ、夜勤の数も増えてきた頃です。

一緒に夜勤を担当するスタッフでまったく業務の流れが異なることに気づきました。

本来やるべき業務がわからず上司や施設長に相談したところ「この施設はそういう施設だから」「まだ施設が立ってまもないからマニュアルを作る気は今はない」と言われ、まともに取り合ってくれなかったそうです。

同期のCさんに相談すると「同じことを相談して、同じことを言われた。長くはここで働かない」と話したそうです。

B子さんも同じ考えだったため、Cさんが退職して1か月後に退職の意を決しました。

失敗理由と対策方法

B子さんが転職に失敗した理由は、施設の特徴を詳しくリサーチしなかったことにあります。

家から近いところを探すのは問題ありませんが、どのような特色があるのか、開設されてどのくらい立つのか、他にも事業所を立ち上げているのかなど施設の情報を詳しく調べていれば、今回のトラブルは防げた可能性があります。

たとえば、開設されてまもない事業所は、マニュアルが定着化されていないであろうことが予測できます。

また、ほかにも事業所を立ち上げていれば経営が回っている可能性が高いため、福利厚生や働きやすい環境が整っていると予測可能です。

公式サイトでどのような施設なのか、また求人サイトの口コミはあるのか、口コミがあればどのような内容が上がっているか確認してから応募しましょう。

他業種から介護職に転職し失敗した事例

他業種から介護職に転職して失敗した事例を2つ紹介します。

失敗した理由や対策方法も併せて解説していますので、ぜひ教訓にしてください。

【失敗事例】思ったよりも体力が奪われ腰痛も悪化した

D子さんは販売の仕事に長く就いていましたが、以前から介護職に興味があったため転職し、失敗しました。

D子さんは体力にも自信があり、人と接することが好きだったため、入居型施設の介護職に転職することにしました。

働く前までは自信と楽しみと緊張がありましたが、いざ働きはじめると思うよりも力仕事が多く体力は奪われ、持病の腰痛も悪化してしまったのです。

加えて夜勤にもなかなか慣れず体力と自信が削られていく一方で、心が挫け退職するか悩む状況となってしまいました。

なんとか続けて行きたいと思いつつも、今後もやっていけるのか現在も不安を抱きながらとりあえず仕事を続けているそうです。

失敗理由と対策方法

失敗した理由は腰痛を持病で持っているにもかかわらず、介護職の働き先を詳しく調べずに入居型施設を選んでしまったことにあります。

施設やホームによって異なりますが、入居型の老人ホームは要介護が高い傾向にあります。

そのため、何も考えず選んでしまうと身体介助が多いため腰に負担がかかり、腰痛を悪化させてしまうケースがあります。

たとえば、有料老人ホームやデイサービスでは、身体介助を行うことがあまりなく、腰に負担がかかりにくいです。

介護職といっても働き先によって仕事内容は違うため、詳細に調べてから転職を決めましょう。

【失敗事例】選ぶ職種を間違えた

E子さんは、もともと飲食店で働いていましたがヘルパーに転職することを決め、訪問介護の仕事に無事採用されたのですが、失敗しました。

E子さんは身体介護を中心に行う仕事だと思い訪問介護への転職を決意したのですが、生活援助で調理や掃除をしなければならず、後悔することになったのです。

E子さんは家事が苦手で、料理も掃除も苦手でした。

まさか、訪問介護の生活援助の業務で、調理や掃除もしなければならないとは思っていなかったため、E子さんはショックを受けました。

もしも、料理や掃除をすることをあらかじめ知っていれば、訪問介護では働かなかった。もっとしっかりと調べればよかったと後悔しているそうです。

失敗理由と対策方法

失敗した理由は、E子さんも話しているようにリサーチ不足です。

訪問介護とはどのような仕事内容なのかを調べず、思い込みで転職を決めて働きました。

その結果、思っていた仕事と違うことが判明し、後悔してしまったのです。

対策方法は、興味のある仕事は思いこみを捨ててしっかり調べることが大切です。

必要な資格、主な仕事内容、クライアントの介護度や支援度はどのレベルなのかなど、その仕事をしっかりと知ることは働くうえで最低限しておくべき情報です。

思い込みほど怖いものはありません。

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