介護職の転職を考えている方のなかに、履歴書や面接の準備で必要な「自己PR」につまづいている方はいませんか?
自己PRは転職において避けては通れませんが「本当にこの内容でいいのか」と不安になるものです。
本記事では、自己PRの基本からポイント、自己分析の方法まで解説していきます。介護の転職に特化した内容をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
自己PRの基本
自己PRとは、どのような人間か、施設が求めている人材であるかを、採用担当者が吟味するために重要なものです。
自分の強みを明確にして、完結で分かりやすい文章で伝える必要があります。
さらに、応募先施設の企業理念を深く理解し、自分の強みをどのような形で活かしていきたいかを伝える必要があるのです。
自己PRは難しく考えすぎなくても、ポイントを掴むことで魅力の溢れる文章をつくれるため、おすすめの方法をご紹介します。
それでは自己PRで重要な基本の部分をみていきましょう。
企業理念を理解する
まず、自己PRをする際に最も重要なことは「企業理念」を理解することです。
自己PRは、ただ単純に自分の長所を話すだけの場ではありません。
だらだらと自分のことを話していては「何を伝えたいのだろう。」と思われてしまうことでしょう。
面接官は、自己PRを通して「この施設に適切な人間で、入社したらどのように貢献してくれるのか」を見ています。
そのため、施設の掲げている目標や、大切にしていることを事前に調査をし、理解する必要があるのです。
企業理念を理解することで、自分のアピールすべきポイントが見つけやすくなります。
具体的な方法
たとえば、「利用者(クライアント)第一主義」という企業理念を抱えている場合、どのような人材を求めているのでしょうか。
※株式会社土屋では、介護サービスを利用する方(利用者)のことをクライアントと呼びますが、この記事では、自己PRの書き方を分かりやすくするため、あえて一般的な「利用者さん」という表現を用います。
考えられる人材は以下の通りです。
- 利用者さんの声に耳を傾け、ニーズに応えられる人材
- 利用者さんが安心できる生活環境を提供する意識のもてる人材
- 他者を思いやる気持ちがある人材
- 介護の仕事を楽しくおこなう気持ちがある人材
また、介護職でよくある理念のひとつ「地域社会へ貢献」を掲げている企業で、求める人材は以下のようなものが考えられます。
- 地域社会のニーズを理解しようという意欲のある人材
- 地域社会に貢献する活動に参加する意欲のある人材
- 笑顔で挨拶など基本的なことができる人材
このように施設が求める人材を知るためには、企業理念を理解することが重要なのです。
企業理念は施設のホームページや求人情報を確認すると良いでしょう。
自己分析を行なう
「自己分析」は、自己PRを行なうための基本です。
自己分析ができていないと、自分をPRすることは難しいでしょう。
自分の長所は何なのかをしっかり理解し、簡潔に伝える必要があります。自己PRで伝えるべきポイントは以下の通りです。
- 自分の長所
- 成果を残したこと
- 今まで頑張ってきたこと
短所や失敗談ではなく、プラスになるポジティブな内容を伝えるようにしましょう。
履歴書におすすめな自己PRの書き方!3つのポイントを解説
それでは「履歴書や面接で失敗しない自己PRの考え方」を3つのポイントに絞って紹介していきます。
PREP法を意識する
PREP(プレップ)法という言葉をご存知ですか?これは文章を簡潔にまとめやすくするための文章構成の方法をいいます。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
上記の構成で文章を作ると、相手に伝わりやすい文章になるのです。
PREP法は、自己PR以外にも使える方法のため、知らなかった方は覚えておきましょう。
例文は以下の通りです。
- (伝えたい結論)私は人と接することが好きで、誰とでも円滑にコミュニケーションがとれます。
- (理由)前職でのチームリーダー経験から、メンバーとの協力やリーダーシップの重要性を痛感し、コミュニケーション力をさらに磨いてきました。
- (具体例)困難な状況でもチームを鼓舞し、プロジェクトを成功させた経験もあります。
- (結論)私は、人間関係を大切にし、チームで協力して業務や目標を達成できる職員として、貢献できると自負しています。
自慢話にならないよう工夫する
自己PRで注意するべきポイントは「ただの自慢話」にならないよう気をつけましょう。
自分の良い部分をアピールするために、必要のない情報まで詰め込みすぎて自慢話にならないよう工夫する必要があります。
- 〇〇の資格を持っている
- 他の人にはできない〇〇ができる
- 〇〇で受賞されたことがある
自慢話にならないためには、「資格や経験、受賞歴をどのように活かしていけるか」を伝えることです。
資格や受賞歴などをPRする場合は、具体例で介護の話しに結びつけ、結論で「どのように貢献できるか」や「介護職員としての目標」などにつなげると良いでしょう。
求める人材に合った部分をPRする
自己PRの基本でも解説しましたが、施設が求める人材と一致している、あるいは貢献できる部分をPRする必要があります。
介護職で転職する場合、基本的にどのような趣味や特技も介護の仕事に結び付けられるでしょう。
- 料理好きな人は利用者さんと料理の話題で盛り上がれる
- 手先が器用な人はレクリエーションの時間で活躍できる
- 体力に自信のある人は入浴介助などを積極的におこなえる
- パソコンが得意な方は、業務効率化に貢献できる
施設がどのような人材を求めるのか、自分の長所と照らし合わせてみてください。
おすすめな自己分析の方法!
自己PRで失敗しないためには、自己分析で自分を理解することが重要です。
「自己分析を、どのように行えばいいかわからない」と考える方も多いことでしょう。とくに日本人は謙虚な姿勢が美学だと考えられてるため、自分を売り込むことが苦手な人が多いのです。
自分の長所に自信が持てない方は、客観的な診断が向いています。
自己分析にMBTI診断がおすすめな理由
MBTI診断をご存じですか?
MBTI診断とは自己分析のために行なう、世界共通の性格診断テストです。
多くの質問に回答していくことで、16タイプのMBTIタイプにわけられます。
MBTI診断は自分の性格を客観視できるため自己分析に非常に役立つツールです。
正規のMBTI診断は、日本MBTI協会によって行われ、資格保持者からのフィードバックを受けるといった決まりがあります。
しかし、MBTI診断が全国で流行したことがきっかけとなり、インターネットサイトで簡単にMBTI診断の心理テストを受けられるようになりました。
正規のMBTI診断とは異なるため注意が必要ですが、しっかりと自己分析がおこなえます。
MBTI診断を行うことで、、第三者の目線で自分を分析してもらうことができ、自分の性格を客観視できるのです。
自己分析につまづいている方は、MBTI診断を活用してみてください。
自分の長所を理解して、適切な人材であることをアピールしましょう
介護職の転職で避けては通れない自己PRは、企業理念と自分の長所を理解することが重要です。
- 自己PRの基本は、企業理念と自己分析
- 自己PRのポイントは「FREP法を意識する」「自慢話にならないようにする」「求める人材にあったPRをする」
- 自己分析にはMBTI診断がおすすめ
最後に、介護職の転職で「福利厚生が充実している」施設や事業所を探している方はいませんか?
「株式会社土屋」が運営する土屋グループは、男性育休取得率100%など、職員に寄り添った制度が充実しています。
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