介護職で転職したい方の中で、久しぶりに書く履歴書に戸惑っている方もいるでしょう。
新卒のときと違い、転職はサポートもない状態で履歴書を書く必要があります。
本記事では、介護職の転職で履歴書の書き方に戸惑っている方へ、履歴書の基本からマナー、職歴、志望動機の書き方まで解説していきます。
希望している施設に自分をどのようにアピールするべきか、ポイントも解説していますのでぜひ参考にしてください。
介護で転職する前に覚えておきたい履歴書の基本は?
履歴書の書き方の基本を覚えていますか?
履歴書は「どのような人材か」を紙一枚であらわすものです。
履歴書を丁寧に記載しているかどうかは、採用を決める重要なポイントになります。
それでは履歴書の基本からみていきましょう。
用意するもの
まず履歴書を書く前に用意するべきものを紹介していきます。
- 履歴書用紙
- 朱肉タイプの印鑑
- 黒のボールペン
- 証明写真
- 資格証明書のコピーなど
履歴書用紙は100円ショップなどにも売っていますが、厚生労働省のホームページからダウンロードも可能です。
履歴書は手書き?印刷?
「履歴書はパソコンで入力したほうがいいのか…」と悩む方は多いでしょう。
どちらが好印象かどうかは、職種により異なります。
履歴書を書く際は、字がキレイではなくても、一文字ずつ丁寧に書くことが重要です。どうしても字に自信が持てない方は、パソコンで作成するのも良いでしょう。
履歴書の記入はボールペンで!誤字脱字に注意!
履歴書の記入はボールペンで行いましょう。滲みやすいペンや、芯の太いものは避けることが無難です。
履歴書は枠が小さい部分もあるため0.5mm以下のボールペンで記入すると、きれいな仕上がりになります。
誤字脱字に注意をし、間違えた場合は新しい用紙に書きなおすようにしましょう。修正テープや二重線での修正は避けるようにしてください。
誤字脱字や書き間違いが心配な方は、まずは消せるえんぴつなどで記入し最後に清書をしましょう。
時間がかかりますが、丁寧に記入した履歴書は、面接官に好印象を持たれます。
書き終わった履歴書をコピーする
書き終わった履歴書は提出前にコピーをとるようにしましょう。
面接は履歴書をみながら進めることがおおいため、履歴書に書いた内容を直前に確認することをおすすめします。
特に、志望動機や自己PRは何を書いたか忘れてしまわないように、コピーした履歴書を再度確認してください。
社会人の基本!転職するなら知っておきたい「履歴書のマナー」
転職は介護職に限らず、社会人の経験者としてみなされます。学生時代のアルバイトで提出した履歴書とは違い、履歴書のマナーに沿って記入することが重要です。
履歴書のマナーにはどのようなものがあるのでしょうか。以下で解説していきます。
日付は提出日を記入するのが基本
履歴書にある日付欄、記入日か提出日どちらを記入するべきか迷う方が多いでしょう。
基本的に、日付欄には「提出日」を記入します。
面接に履歴書を持参する場合は、持参日(面接日)、郵送する場合はポストへ投函する日を記入しましょう。
西暦か和暦かは、他の項目と一致するようにしてください。
「ふりがな」と「フリガナ」の違い
意外と知らない人が多い、「ふりがな」と「フリガナ」の違いですが、「ふりがな」の場合はひらがなで記入し、「フリガナ」の場合はカタカナで記入しましょう。
住所欄のふりがなは、番地の前まで記入します。マンションやアパート名の上にもふりがなを振りましょう。
印鑑は朱肉タイプ
印鑑はシャチハタではなく、原則朱肉タイプを使います。
2020年より押印廃止が進んでいますが、押印欄がある場合は印鑑を押すようにしましょう。
住所はハイフンを使わない
住所を記入する際、番地にハイフン(-)を使用することが多いですが、原則、履歴書には住民票に記載されている通りの住所を記入する必要があります。
都道府県から記入し、◯丁目◯番地と記入するようにしましょう。
証明写真のポイント
面接に欠かせない証明写真ですが、最近は家で撮影して印刷できるアプリなどが主流となっています。
証明写真の基本は以下の通りです。
- 3ヶ月位内に撮影したもの
- スナップ写真やプリントクラブ(プリクラ)、加工はNG
- 胸から上の写真
- 背景は白
- 清潔感のある服装や髪型、メイク
履歴書の内容はもちろんのこと、照明写真1枚で採用の結果が大きく変わるかもしれません。
服装や髪型、メイクは社会人としてのマナーがあるかの重要な判断要素となります。服装はスーツ姿が好ましいですが、ビジネスカジュアルでも良いでしょう。
介護職員として重要なことは「清潔感」なので、明るい髪色や派手なメイク、ヒゲなどに気をつけて写真を撮影してください。
履歴書における「職歴」の書き方
新卒で就職する際の履歴書は学歴のみしか記入しません。
しかし、転職の場合は前職の職歴を記入する必要があります。
まず学歴は正式名称で記入し、県立や公立、市立、私立を正しく記入しましょう。小学校や中学校は卒業年月日のみ、高等学校と大学は入学と卒業を記入します。学科や専攻がある場合も正確に記入してください。
職歴も、学歴と同様に正式名称で記入します。株式会社や有限会社(合同会社)はカッコで略さずに記入しましょう。職歴は、担当部署や職種まで記入します。
基本的には、正規雇用として働いていた職歴を記入しますが、アルバイトの職歴を記載しても構いません。アピールできる職歴があれば記入するようにしましょう。
ただし、あまりにも期間が短いものは避けることが無難です。「この人はすぐに仕事を辞めてしまうタイプなんだ。」と不採用につながる恐れがあります。
介護職の転職で使える「志望動機」や「自己PR」
転職の履歴書で悩む、志望動機や自己PRですが、介護職の転職ではどのような内容が好印象を与えるのでしょうか。
志望動機や自己PRを書く際のポイントを3つに絞って紹介します。
- PREP法(プレップ法)を意識する
- 企業理念、求める人材を理解する
- 自分の介護観をまとめる
PREP法とは、結論→理由→具体例→結論の順に文章を構成する方法です。
FREP法を意識すると話がまとまります。「何を言いたいの?」と思わないためには順序に基づいた文章校正が重要です。
まずは、入社を希望する施設のホームページを確認し、企業理念や求める人材を理解しましょう。
「貴社の〇〇に惹かれ入社したいと考えました。」からはじめ、理由→具体例を述べ、最後にもう一度結論を記入すると文章がまとまります。
また、自分の介護感をまとめ、明確にすることでどのような職員になって施設に貢献したいのか具体的に示せるでしょう。
ここまでのことを実現できれば、社会人としてのマナーがある人材だと好印象を与えられるでしょう。
介護職の転職で履歴書は「社会的マナー」をアピールできる手段
本記事では、介護職転職で迷う履歴書の書き方について解説しました。転職の際はとくにマナーを意識して記入することが重要です。
履歴書ひとつで不採用になってしまう恐れもあります。
履歴書を丁寧に記入し、入社して頑張りたいという熱意を伝えましょう。
最後に、理想の転職先は見つかっていますか?
まだ理想の転職先に出会えていない方は、株式会社土屋の介護事業所を検討してみてください。
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