ジェンダーイクオリティ委員会 レポート

5月24日
女性管理職有志を対象とし他企業の女性活躍施策の事例を学びました。

①大手飲料メーカー

育児に関する制度では、2005年4月施行の「次世代育成支援対策推進法」に基づいて、出産・育児支援制度を拡充しているそうです。育児休業のほか、妊娠期~育児期まで利用できる短時間・時差勤務制度を導入しているとのこと。また、育休からの復職者の上司を対象にしたガイダンスの機会も設けているそうです。介護に関する制度では、介護による休職の適用要件を明確化するとともに、短時間・時差・フレックス勤務の適用要件を緩和しているそうです。また、女性管理職を継続的に輩出するために、ロールモデルとの接点を強化することで、女性自身が今後のキャリアをイメージする機会を提供しているそうです。

②最大手介護会社

介護業界では初期にくるみんマークを取得した会社です。出産者の育児休暇は3年間、育児休暇取得率は100%であるとのこと。妊娠してから産前休暇に入るまでにプレママ休暇という特別休暇があったり、保育手当の支給もあるそうです。

女性活躍が進まない理由として、以下が紹介されました。

①女性活躍が進まない原因の1つは、会社の経営者や人事部が作った施策が、女性の状況にマッチしていないためだと考えられます。

②男性にはない月経不調や不妊、更年期障害など女性特有の健康課題が、働き続けよう、昇進しようと思う女性の気持ちを阻む要因になっている

③子供を持つ女性だけに焦点があたり、逆差別になっている。

参加者の感想

・会社組織で働く中で葛藤もあると思うが、そういう葛藤を抱える方こそ頑張ってほしいと思う。

・色々な見かたや考え方を知って、自らも仕事に対して律していく必要があると思った。

・訪問介護や訪問看護は事業自体が24時間365日体制のためいつ緊急対応の連絡があるかと思うと管理者は心が休まらない。実際こうした心理状態のまま長く働くことは難しいと感じているので今後どのようにこの勤務環境を変えていけるかが課題だと思う。

・自分自身の悩みも抱えているのもこの場での話で不安を解消していきこれからの人達にアドバイスしていけたらと思う。

・女性が働きやすく活躍できる職場としては、個別性が求められる訪問介護よりグループホームやデイサービス、就労支援施設などに優位性が感じられる。こうした施設が当社の全国各地に展開できると、男女問わずライフスタイルに合わせて異動が可能となり、職員にとっても働き甲斐のある会社になると思う。

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