渡邉由美子

地域で生きる/23年目の地域生活奮闘記134~リハビリ医療に思うこと~ / 渡邉由美子

私は2歳半で「脳性麻痺である」という確定診断を受けました。その時から5〇年間、身体機能の維持改善を目的に、また17歳からは疼痛の除去とコントロールを目的に加え、継続してリハビリテーション(先天性の障がいでイチから身体の動きやバランスを学ぶ人が受けるもの)を受けてきました。残念ながら目覚ましい運動機能の回復は困難で、明確な意志はあっても、自分でその動作を行うことができず、24時間365日、人

地域で生きる/23年目の地域生活奮闘記133~夏の風物詩鑑賞にも配慮がほしいと思うこと~ / 渡邉由美子

この原稿を書き始めようとしている今日は隅田川の花火大会が4年ぶりに開催されるとあって、私の住む街は活気であふれています。それは商業の発展や日常の中から楽しみを得るという観点からはとてもよいことなのだろうと思います。数年前、新型コロナウイルス感染症が猛威を奮うまでは、私にとっても大きな夏のイベントでした。ちょうどこの時期は、春から新たに学生ボランティアに加わってくれる一年生が数回ずつ私のもと

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