【高齢者地域生活推進委員会】定例レポート 2024年5月16日

【高齢者地域生活推進委員会】定例レポート 2024年5月16日

開催概要

開催日時:2024年5月16日 開催場所:オンライン

本日のアジェンダ概要

「不適切にもほどがある~ぶっちゃけ見聞録~」

本日の定例レポート

「不適切にもほどがある」と題された今回の定例MTGでは、介護業界を知り尽くしたベテランたちにより、当時のリアルが話し合われました。

「ぶっちゃけ見聞録」という副題そのままに、令和の時代では考えられないことが“当たり前”に行われていた20年前の介護業界を振り返り、当時の考え方や問題点、それが現代に示唆するテーマをあぶり出しました。

そして、今なお多く存在する課題に対し、解決策が話し合われました。

■高齢者地域生活推進委員会・高浜将之委員長のコメント

高齢者推進委員会の今期のテーマは「楽しくみんなで介護を語り合う」ということなので、今回はアイスブレイクとして、20年前の介護業界の「不適切」な状況を取り上げました。

印象的だったのが、介護職員は必ず「利用者さんのため」という理屈を立てて、「その問題をどう解決するか」という視点でスタートするものの、気づくとその視点が完全にずれて、利用者さんが置き去りになり、解決するための行動に焦点が置かれてしまっている。

そして、それがだんだんとエスカレートしていき、「不適切」な行動が広がっていく。それが、20年前の介護業界の「不適切な構造」の背景にあると思います。

こうした過去の状況を振り返ると、介護職員は「利用者さん第一」という視点を忘れないでいることが大切だと思いますし、不適切な行動が続いてしまう大きな要因として「外からの情報が遮断されている」こともあると感じます。

というのも、長年、介護業界にいると、業界の情報しか持っておらず、世の中の常識からかけ離れてしまうことが起きます。

自分たちの行動が不適切だとしても、それが現場の中で埋没してしまい、「不適切」だと思えないようになる。

そういった意味では、常に外からの刺激を受けたり、外の情報を取り入れたりと、適切な情報収集を行うことで、「介護業界の常識は今、何処にあるのか」「今、何が不適切なのか」をきちんと捉えることが重要になると思いますし、「学ぶ」という姿勢が大切だと感じます。

■新プロジェクト、発動

今回の定例会議では様々な具体例が飛び出し、20年前の状況がリアルに写し出されました。

その具体例を元に、新プロジェクトとして、高浜将之委員長が見識者と対談し、介護業界の課題と解決策に迫ります。

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