
トークイベント開催報告
ケアと紛争解決の交差点
~分断の現場から「共に生きる」を考える~
2026年3月25日(水)、環境平和貧困対策委員会(平和部門:リーダー・澤田由香)は、紛争地域における若者の社会復帰支援に取り組む認定NPO法人アクセプト・インターナショナルの山崎琢磨氏をゲストに迎え、オンラインでトークイベントを開催しました。
本イベントでは、介護と紛争解決という一見異なる領域を横断し、「ケア」という共通の視点から、現場での課題や実践、そこから得られた学びを共有しました。
当日は異なる分野の多くの参加者が集まり、それぞれが社会課題について改めて考える機会となりました。
開催概要
- イベント名:ケアと紛争解決の交差点
- 開催日:2026年3月25日(水)
- 形 式:オンライン
- 登壇者:宮本武尊(株式会社土屋 取締役 兼 CCO最高文化責任者)
山崎琢磨(アクセプト・インターナショナル コミュニケーション局長) - 司 会:澤田由香(株式会社土屋 CSR推進協議会 会長室)
楠橋明生(株式会社土屋 マーケティング部 部長) - 参加者:90名
当日の内容
・アクセプト・インターナショナルの取り組み紹介
・株式会社土屋の取り組み紹介
・登壇者によるクロストーク
・質疑応答
印象的なポイント
紛争に巻き込まれた若者の社会復帰支援と、介護の現場。
そのどちらにも共通していたのは、「その人の背景に目を向けること」の重要性でした。
支援とは単に問題を解決することではなく、その人の人生に関わること。
「その人がどう生きていきたいのか」を共に考え、伴走すること。
クロストークでは、紛争地域と介護現場という異なる環境においても、「人を理解し、関係性を築くことの重要性」が共通していることが語られました。
参加者にとって、自身の仕事や関わり方を見つめ直し、複雑な社会課題に対して企業や個人としてどのように貢献できるのかのヒントを得られる機会となりました。
参加者の声
参加者からは、「異なる分野であってもケアの本質は共通している」「対話や関係性の重要性を再認識した」といった声が多く寄せられました。
また、実践的な視点として「分かり合えないことを前提にする」「適切な距離感を保つ」といった学びや、日々の業務を振り返るきっかけになったという感想も見られました。
一方で、ケアのあり方について新たな問いも生まれており、参加者それぞれが深い気づきを得る機会となりました。
参加者コメント(一部改変抜粋)
環境平和貧困対策委員会
平和部門リーダー・澤田由香のコメント
「介護」と「紛争解決」という異なる分野に共通する「ケア」の本質について、多くの気づきを得る機会となりました。
特に印象的だったのは、「相手を理解しようとする姿勢」と同時に、「100%分かり合おうとしない」という適切な距離感の重要性です。
これは支援者自身を守り、継続的な関わりを可能にする視点であると感じました。
また、関係性の近さと専門性のバランスの難しさについても、改めて考えさせられました。
さらに、対話や傾聴を通じて変化を促すアプローチや、理想と現実のギャップによる再挫折を防ぐ「幻滅対策」などは、あらゆる支援分野に通じる重要な考え方だと感じました。
クロストークでは、「共感」と「距離感」のバランスや、支援における組織的な関わりの重要性についても議論が深まり、非常に示唆に富む内容となりました。
本イベントを通して、「ケア」とは単なる支援ではなく、相手の人生にどう関わるかという姿勢そのものであり、対話と適切な距離感が課題解決の鍵であると再認識しました。
今後も環境平和貧困対策委員会では、社会課題に向き合い、多様な視点を取り入れた取り組みを推進してまいります。













-1.png)




















