
協生農法プロジェクト始動のお知らせ
環境平和貧困対策委員会では、このたび「協生農法プロジェクト」を開始しました。
広島県福山市のベビーサロンメイ隣接地にある約50坪(約150㎡)の畑を拠点に、地域に根ざした学びと実践の場として取り組みを進めていきます。

協生農法とは
協生農法とは、自然の生態系の仕組みをモデルにした農法です。
基本は以下の3つです。
- 無農薬
- 無肥料
- 不耕起(耕さない)
多様な植物を一緒に育てることで、土・微生物・昆虫・鳥などが相互に関わり合い、自然の力で環境と作物が育つ仕組みをつくります。
これにより、持続可能な食料生産と環境再生の両立を目指します。
国内外での実践例
協生農法は国内外で実践が進んでいます。
- 日本では鳥取の砂地や人工芝跡地などで実践
- 海外ではブルキナファソ(アフリカ)や中国各地でも取り組みが開始
これまでに、砂地や荒れた土地が約1年で緑化して多品目の作物が収穫可能になったり、昆虫や多様な生物が回復したといった成果も報告されています。
なぜこの農法に取り組むのか
現在の農業では、以下のような課題が指摘されています。
- 表土の減少や土壌劣化
- 肥料流出による水質汚染
- 単一作物による生態系の単純化
→ 病害虫や気候変動に弱くなる
協生農法では、人が完全に管理するのではなく、
自然の「自己組織化する力」を活かすことで、持続可能な農業のあり方を目指します。
現在の取り組み
現在は、畑づくりと植栽を進めています。
① 果樹の植栽
敷地内には以下のような果樹を植えています。
- イチジク
- レモン
- みかん
- アメリカンチェリー など
果樹の根は地下水を吸い上げ、その水分や土の中の微生物がまわりの植物にも行き渡るような、畑全体の土台となる役割を担います。
これらの果樹を中心に、木陰をつくったり、鳥や虫が集まる環境を育てたりすることで、落ち葉や生き物の働きによって土が自然に豊かになる仕組みをつくっています。
② 雑草と多様な植物の共生
雑草は一度しっかり育てたあとに刈り取り、その上に約30種類の種をまいて、多様な植物が共に育つ環境を整えています。
工夫している点は以下の通りです。
- 刈った雑草で地面を覆い、乾燥を防ぐ
- 土の温度や水分を安定させる
- 約30種の植物の相性を観察する
- 肥料・水やりなしで、植物や微生物同士の働きによって育つ様子を観察する
自然の力だけでどのように変化するかを検証する実験的な取り組みです。

今後の方針
本プロジェクトは農業にとどまらず、「環境再生」「地域との共生」「次世代への学びの提供」を目的とした取り組みです。
今後は子どもたちの体験・学びの場としても活用し、昆虫や生物の増加などを通じて、自然への理解を深める機会をつくっていきます。
また、播種後の生育状況や環境の変化についても、継続して発信していきます。













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