【合理的配慮推進委員会】第2回勉強会「合理的配慮と心理的安全性」を開催しました

【合理的配慮推進委員会】第2回勉強会「合理的配慮と心理的安全性」を開催しました

2026年5月21日、合理的配慮推進委員会主催による勉強会「合理的配慮と心理的安全性 ~合理的配慮アンケートから見えてきたこと~」を開催しました。

今回の勉強会では、社内で実施した合理的配慮アンケート(回答数641件)の結果をもとに、当社における合理的配慮の現状や課題を共有しました。

あわせて、誰もが安心して相談できる職場づくりについて、グループワークを交えながら心理的安全性の重要性について講義しました。

講師紹介

講師:櫻井純(合理的配慮推進委員会)

※2026年5月21日に開催した第2回勉強会の動画は、以下のボタンからご視聴いただけます。

合理的配慮アンケート結果から見えてきた3つの課題

合理的配慮アンケートでは、合理的配慮の実施率が約50%であること、「相談しやすい」と感じる管理者がいる一方で、現場では相談をためらう職員がいること、合理的配慮ガイドブックの認知度が約40%であることなどの課題が見えてきました。

※アンケート結果の詳細は、合理的配慮新聞Vol.4.5をご覧ください。

また、重度訪問介護の現場には

「長時間・一人業務」「直行直帰による孤立感」「閉鎖的な支援環境」「慢性的な人材不足」

といった特有の環境があり、職員が悩みや不調を一人で抱え込みやすい状況が生じやすいことについても共有しました。

合理的配慮と「わがまま」の違いを考える

勉強会では、改めて合理的配慮の基本的な考え方について確認しました。
合理的配慮とは、障害や疾病などに伴う社会的障壁を取り除くために行われる必要かつ合理的な調整のことです。

一方で、個人的な要望や業務運営上の調整が難しい内容については、合理的配慮との違いを理解しながら対話を重ねていくことが重要であることを再確認しました。

また、本人の障害や疾病だけでなく、介護や育児などの家庭事情により働き方への配慮が必要となる場合もあり、柔軟な勤務調整や両立支援の重要性についても確認しました。

心理的安全性が相談しやすい職場をつくる

後半では、心理的安全性の高い職場づくりのために、日頃から意識したい具体的な行動についても紹介しました。

心理的安全性とは、自分の意見や悩み、不安を安心して伝えられる状態のことです。

合理的配慮を必要とする職員が安心して相談できる環境づくりには、この心理的安全性が欠かせません。

勉強会では、参加者同士が交流するワークも実施し、気軽にお互いのことを知る機会を設けました。
普段関わる機会の少ない職員同士が対話することで、多様な価値観や背景への理解を深めることができました。

また、
・相談への感謝を伝える
・インシデントを個人攻撃ではなく「学び」として共有する
・小さな改善を積み重ねる
・相談が評価に直結したり、相談者の不利益な取扱にしない仕組み作りの必要性

といった、心理的安全性を高めるための具体的な行動についても共有しました。

相談窓口・ガイドブックの周知

勉強会の最後には、合理的配慮推進委員会が作成したポスターやガイドブック、相談窓口について改めて案内しました。

合理的配慮は、一人で抱え込まずに相談することから始まります。
職員一人ひとりが安心して働き続けられる環境づくりのため、委員会では今後も啓発活動や相談支援を継続してまいります。

おわりに

合理的配慮は、障害のある方だけのためのものではなく、多様な背景や事情を持つ人が安心して働き続けるための仕組みです。

今回の勉強会を通じて、互いを理解し、相談しやすい職場づくりの大切さを改めて共有する機会となりました。

合理的配慮推進委員会では、今後も啓発活動や相談支援を通じて、誰もが安心して働き続けられる職場環境づくりに取り組んでまいります。

参加者感想

テーマへの理解はあったつもりでしたが、繰り返しインプットする事の大切さを実感しました。

中でもワークは、身近なエピソードを話し合うだけで相手への親しみがぐっと深まる体験ができて新鮮でした。

「合理的配慮は難しい制度の話」というイメージを持っている人に、関係性の積み重ねが重要なのだと理解できる、このワークに参加して欲しいと思いました。

「相談しやすい職場」はみんなで育てていくものだと感じています。
皆が参加できる場へと広がっていくと良いと思いました。

お互いに相談しやすい空気づくりの大切さを、改めて実感できる勉強会でした。

ワークもとても楽しく、参加者同士の距離がぐっと近づいたように感じました。

これまで合理的配慮について多くのことを学んできましたが、今回の「心理的安全性」についても非常に勉強になりました。

「相談したいけれどできない」という人を減らすためには、まずは話しやすい職場環境をつくることが大切だと改めて実感しています。

特に今回のグループワークでは、同じ部署でありながら普段は離れて働くメンバーと深く話すことができました。

お互いに「見えない部分」が多く、分かっているようで分かっていなかったことに気づかされると同時に、心理的な距離がぐっと縮まったと感じています。

勉強会では自身の心理的安全性が保たれ
1回の勉強会でこんなにみんなのことが知れて嬉しかった。

合理的配慮は時間と共に消滅していくイメージだが管理者の方にも知ってほしいなと思った。
心理的安全性が保たれると虐待防止にも繋がり、クライアントの生活の質も上がるのでは。

面談やメンタルケアも1回では終わらせず継続的に、このような勉強会をぜひ続けていってほしい。

以上

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