全社に1on1ツールを導入
~コミュニケーションの推進で働きやすい環境づくりと離職防止へ~
1on1ツールの導入
介護業界では深刻な人材不足が最大の課題となっており、離職率も他業種と比較して高い傾向にあります。
なかでも離職理由としては「職場の人間関係」が大きな割合を占め、離職の増加は現場の疲弊をさらに加速させる要因となっています。
こうした状況を受け、当社では2024年11月より、全社的に1on1コミュニケーションツール「Wistant(ウィスタント)」を導入しました。
定期的な1on1面談を通じて、上司と部下のコミュニケーションを促進し、信頼関係の構築や職場環境の改善を図ることで、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
この取組みにより、現場の定着率向上と人材不足の解消に寄与することを目指しています。
1on1ツールの概要
使用ツール:ピープルマネジメントツールWistant
目的:コミュニケーションの活性化による働きやすい職場環境づくりならびに人材育成、データによる分析
対象:役職者以上(任意)
1on1ツール導入の目的とは
~新たな対話の仕組みで組織力向上へ~
Well-being委員会では2025年度より1on1ツールの導入を進めており、目的として「経営層」と「従業員」双方のメリットを実現することを掲げています。
特に、分散型の働き方が中心である当社において、「対話の場」を意図的に設けることが信頼関係・組織力を育むカギとなります。
<経営層にとってのメリット>
・理念・方針の浸透
経営のビジョンを現場まで正しく伝える土壌を整えます。
・目線合わせの実現
管理職と経営層が定期的に意見交換を行い、誤解や伝達ミスによるリスクを削減します。
・リーダー人材の育成
中長期的な目標に向かって上司が伴走することで、自然な形でリーダー層が育ちます。
<従業員にとってのメリット>
・「話せる」「つながれる」場の提供
定期的な1on1で心理的安全性を高め、働きやすい環境づくりを実現します。
・疑問や不安の早期解消
「小さな声」を拾い上げ、信頼関係とエンゲージメントを育てます。
・「孤立感」の解消
重度訪問介護では直行直帰が基本。対話の場を定期的に設けることで孤立を防ぎます。
・対話の習慣化による離職防止
これまでの“任せる”スタイルから、ツールを活用した継続的な対話の文化へ。
組織力の底上げと職場環境の改善を目指します。
今後、1on1を「日常のあたりまえ」にすることで、土屋グループ全体のつながりと活力を高めていきたいと考えています。