モチベーションについて / 大庭竜也

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

モチベーションの正しい意味について書いていきたいと思います。

ビジネスにおいてモチベーションという言葉をよく耳にすることがあると思います。
『モチベーション』と聞いて思い浮かぶ言葉として[意欲]/[やる気]と言った言葉が連想しがちかと思います。
しかし、モチベーションの正しい意味は『動機付け』を指します。
モチベーションとは、目標に対する行動を維持するための心理的な原動力と言えます。

近年、政府によって働き方改革が推し進められており、労働環境の見直しや従業員の方々のライフワークバランスを考える機会が増えたかと思います。
組織として、従業員の方々のライフワークバランスを考えながら、生産性を高め一人ひとりが仕事への積極的な関与をすることが大切だと考えます。
その原動力がモチベーションだと考えています。

モチベーションは2種類あります。
内側から湧いてくるモチベーション・・・内発的動機づけ
外側から湧いてくるモチベーション・・・外発的動機づけ

内発的動機づけとは、好奇心や興味、関心によるものが大きく、自分自身で計画的に動いている為、能力を発揮しやすい特徴があります。
要するに、元々自分に興味や関心があったものについては積極的に動け、能力も発揮されやすく、集中的に取り組むことが出来ると考えられます。

外発的動機づけとは、報酬やポジション、強制など外部からの刺激によって生まれるモチベーションの事を指します。
この場合、モチベーションが維持出来るのは短期的だと考えられております。
例えば、上長から1週間で仕事を仕上げて欲しいと言われた場合(強制)、期間通り求められたクオリティーに仕上げる為、モチベーションが一時的に上がるものの1週間後には元の業務に戻る為、短期的だと考えられます。

外発的動機づけから内発的動機づけに繋がる事が理想だと思います。
全ての仕事に興味や関心があるわけではないと思います。
その為、上長から依頼された仕事に興味や関心を抱く事が出来、『もっとクオリティーの高い仕事がしたい』や『上長からもっと頼られる存在でありたい』などと感じ、その結果、内発的動機に繋がる事が理想論だと考えています。

上長からすると、いかに部下に興味や関心を持ってもらえるかが重要という事です。
冒頭でも述べた通り、内発的動機は積極的に行動し、自分自身の能力が発揮されやすく、目標に対しての行動が明確になり、成長の実感が生まれやすいです。
その為、モチベーションの維持にも繋がると考えています。

内発的動機づけと外発的動機づけは両方とても大事だと考え、外発的動機と内発的動機をうまく使い分け、モチベーションの維持を図る必要性があると思います。
モチベーションの維持はとても難しい事だと思いますが、一人ひとりの性格や個性を掴み、
一人ひとりに的確な指示や仕事の依頼をすることがモチベーションの維持に繋がると思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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