土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
【あらゆる人間関係の基盤は信頼、まず自ら信頼を提示しよう】
~株式会社土屋MVV「バリュー12項目 第6項」より~
「信頼」とは、短時間でつくれるものではなく、かつ主観性があるので、意図的につくれるものではない、と私は考えます。
一方、信頼に類似する言葉には「信用」、があります。
こちらも短時間でつくれる簡単なものではありませんが、実績や根拠に基づく評価、になるので、意図的に構築していくことができると考えます。
短期的に構築できるもの=信用、長期的に構築できるもの=信頼
信用を積み重ねた先に信頼があると捉え、
「お互いに信頼し合える関係性」の成立、をゴールと仮定させていただきます。
され、どうすればゴールに辿り着けるのでしょうか。
信頼は意図的につくれるものではないとすれば、相手との約束事をきっちり守ったり、人の悪口や陰口を叩かないなど、マイナスイメージを植えつけないように日頃から気を付けて”信用”をコツコツと積み重ねることでしょうか。
初対面や関係性の浅い人だとすれば、その人を信用できる実績や評価材料がないので、すぐに信頼することは難しく、どうしても警戒してしまうので、セオリーだと考えます。
では、お互いに警戒した状態かつコミュニケートが不完全な環境下にあるとしたらどうでしょうか。
人間関係の基盤である信頼を築くのはおろか、そこからの進展はなく関係性が崩れていくことも予想できます。
バリュー6番目にある”まずは信頼を提示しよう”というフレーズに注目してみましょう。
先ほどの”信用”を裏付ける実績を積み重ねることも大切です。
相手にとって自分が信用に値する者なのかどうか、自ら積極的にアピールすること。
そして相手に”私はあなたを信じます”という姿勢を見せることも重要だと考えます。
相手との信用や信頼がない状態で、自らを開示し”信頼を提示”するには、大きな勇気が要ることです。
信じて、傷ついたことを想像すると、余計に気が引けてしまいますが、それを乗り越えるレジリエンス、タフネス、フレキシビリティも必要となります。
しかし、それができれば、その先のコミュニケーションがスムーズになり、お互いが何かを依頼し合ったり、感謝し合ったりと、信頼の基盤をつくるきっかけが生まれます。
株式会社土屋では現在、「レコグ」というチームワークアプリシステムを導入しています。
「ありがとう」の気持ちを表す「サンクスレター」を社内の誰にでも送れることや、私たちが大切にしているバリュー12項目に該当するような活躍をした人に「バリューバッジ」を贈ったりと、社内のコミュニケーションが活発化し賞賛し合う文化が醸成されることが期待できることから、私自身もすこぶる楽しみにしています。
感謝の数だけ信用が生まれ、やがては「信頼」に成るのだと、
そして、”まずは自らの信頼を提示すること”で
「お互いに信頼し合える関係性」のゴールに辿り着く。
それが私の考える信頼です。
幾重に重なる線の束が固く結ばれて容易にほどけない様に、今以上、社内全体が信頼し合っていける組織になっていくのだと、私は信じています。
◆プロフィール
宮本 武尊(みやもと たける)
1986年、青森県生まれ
1児の父。元キックボクシングジムインストラクター。憧れのイタリアでジム設立を目指しながら介護業界へ。重度訪問介護事業で広域的なマネジメントを経験。ソーシャルビジネスの素晴らしさに魅了され、社会起業家を志す。趣味はYouTube視聴。