土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
今回は、DiSCというコミュニケーションツールについて書いていきたと思います。
DiSCとは何か?
簡単にいうと、組織力を高めるためのコミュニケーションツールです。
DiSCは、D.i.S.C の4つの基本スタイルからなる、シンプルで覚えやすいモデルです。
DiSCモデルは、人を否定的に判断しない4つの行動特性(D,i,S,C)を共通言語としています。
私がこのDiSCを知ったきっかけは、前職のアパレル時代でした。
外資系という事もあり、DiSCが積極的に行われており、DiSCの行動特性によって組織構成や面談等にも使われていました。
D・・・主導タイプ 直接的で決断が早い
“D” は意志が強く、勝気でチャレンジ精神に富み、行動的で結果をすぐに求める傾向があります。
i・・・感性タイプ 楽観的で社交的
“i” はいろいろなチームに加わり、アイディアを分かち合い、人々を励ましたり楽しませることを好みます。
S・・・安定タイプ 思いやりがあり、協力的
“S” は人助けが好きで、表立つことなく働くことを好み、一貫性があり予測可能な範囲で行動し、聞き上手です。
C・・・慎重タイプ 緻密で正確
“C” は仕事の質を高めることを重視して、計画性をもって系統だった手順で作業することを好み、間違いのないように何度も確認します。
ちなみに、私は『iとS』が両方同じ点数で感性タイプと安定タイプでした。
確かに、そうだなと感じます。
しかしこのDiSCの面白い所は、立場が変わればタイプも変わるという所です。
株式会社土屋での組織で例えると、コーディネーター時代は【Sタイプ安定】だったけど、
オフィスマネージャーになる頃には、【Dタイプ主導】に変わったというケースです。
立場が変われば仕事内容も変わり、求められる事も変わります。
なので、定期的にDiSC診断は実施しなければなりません。
また、組織力UPにもこのDiSC診断は活用できます。
例えば、組織内またはチームの中に『Dタイプ』しかいなかった場合どうなるでしょうか?
主導タイプの方しかいないチームだと決断力は早く推進スピードは早いでしょう。
しかし、iやSといった人軸に特化した考えがなければチームは崩壊します。
または、Cといった緻密な計画性や正確さをもった方がいなければ、思わぬ落とし穴に合うこともあるかもしれません。
組織を運営するにあたりDiSCは全て必要な要素だと言えます。
しかし、全てを持っている人はなかなかいません。
なので、チーム内で補う必要性があると考えます。
その為にチーム内でDiSC診断を行い、把握することがとても大事だと考えます。
例えば、Dの方とCの方の意見がなかなか合わない事もあると思います。
早く決断したいDと計画性を重視しているCだとスピード感も違うでしょう。
その時活躍するのがiタイプやSタイプです。
こういったバランスで組織内は保たれているのだと思います。
このバランスを考えながら組織の構築や面談、フィードバックなどをしていくと、さらなる組織力UPに繋がるかもしれません。
コミュニケーションはとても大事で、相手の性格を少しでも知っているとコミュニケーションもはずみ、深いコミュニケーションにも繋がるのではないかと思います。
私ももう3年以上DiSC診断をしていないので、機会があればまたしたいと思います。
大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務