土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
皆様、毎日の温かい支援本当にありがとうございます。今回は自信と驕りの違いについて少し書かせていただきます。
「驕る平家は久しからず」という言葉があります。
これは平家物語に「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」とあるのに基づき、栄華をきわめた平家の天下も長くは続かず、権勢を誇り傲慢になった者は必ず失脚していき、勢いが盛んな時ほど慎まねばならないという戒めの言葉です。
人は成功と失敗を繰り返して成長していく。これは大昔から言われている文言です。
この世に成功だけしかしたことがない人も失敗だけしかしたことがない人もいません。
「仕事をする上で大事なことは、自信を持つことと謙虚であること。ただし、その上をいっても下にいってもよくない。自信の上には驕りがあり、謙遜の下には卑屈がある。決して、自信に堕ちるな、謙遜に満ちるな」
故大滝秀治さんの言葉です。
人は、仕事や生活をする上で「自信を持つことと謙虚であること」これが大事ですが、自信過剰で天狗になってはならない。また謙虚を通り越して卑屈になっても良くない。自信を持っても謙虚であれば驕ることなく、謙虚さも自信を持っていれば卑屈には至らないという意味です。
自信をつけるために仕事をがんばって、いざ自信がつくと心が戸惑いだす。このあたりで統一的な解答がほしいと常々思っておりました。
自信満々で突っ走っていくのか。何があっても謙虚でいくのか。しかし、その答えは、実は簡単で至極シンプルなものであると、ある人から教えていただきました。
「自信を持つこと、自己否定をすること、どちらも同時に必要なことである」
・自信を持ち続けることは驕りであり、自己否定がないと成長しない。
・自己否定しすぎては委縮するから、根拠はなくとも自信が必要。
このバランス感がとても大事で、リーダー程、有意識的にしておかないと驕りすぎたり、卑屈になりすぎたりして、チームビルディングに多大なる影響を及ぼすことになる。
だらだらと同じようなことを書かせていただいておりますが、
「自信」=自分の力量を隠さず、背伸びせず、出し惜しみもせず、常に、自分の目いっぱいをありったけアウトプットすること。
「自己否定」=常に向上心があるか、目の前のことから何かと何が得られるのかと考えながら取り組む姿勢を表現していくこと。
ここまで書かせていただき気づいたことですが、私自身は自信よりも自己否定の感が強いので「自信」を付けていく行動を強めていきたいと思います。
梅山 真一郎(うめやま しんいちろう)
ホームケア土屋 九州