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新たなテレビ / 雪下岳彦

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

ある朝、「テレビをつけて」とスマートスピーカーにお願いしたところ、スピーカーからは「テレビをオンにします」といつもの声が応答してくれた。
しかし、肝心のテレビは真っ黒のまま。

もう一回、言ってみた。
応答はあった。
でも、やっぱりテレビは真っ黒のまま。
リモコンで電源ボタンを押しても、うんともすんとも言わない。

ついに、この時が来たか。
購入から10年を超え、電源が入らないというトラブルが、ここにきて頻発していた。
コンセントを抜き差ししてもらい、だましだまし使っていたが、さすがに限界のようだ。
電源周りのトラブルは、ちょっと怖さもあるし。

今時のテレビ事情がわからず、慌ててインターネットで調べてみると、使っていた26インチというサイズのテレビは、ほとんどなかった。
今の主流は50インチなどの大型テレビのようだが、そこまでのスペースはない。
小さめのものだと、32インチか24インチになる。
どちらにしようか迷ったが、最近はプロ野球をよく見るので、大きい方の32インチにした。

そのままネットショップで注文。翌日には届くとのこと。
サイズは前よりも大きくなったが、購入価格はむしろ半分近くまで下がっていた。
この10年で、世の中は想像を遙かに超える進化をしていたのだと感じた。
「私自身は、この10年でどれだけ進化したのか?」なんてことを考えているうちに一日は過ぎ、新しいテレビが届いた。

妻にテレビを設置してもらい、電源を入れたら、まあ綺麗!
これまでのテレビと同じような番組を見ているはずなのに、全く違うものを見ているようだった!
ツール・ド・フランスの中継で映される風景は、これまでよりもずっと美しかった。

画面のサイズは大きくなったが、縁の面積がかなり小さくなっているので、テレビ自体の大きさは、ほぼ同じ。
重さにいたっては、なんと三分の一になっていた。

子供の頃までさかのぼると、わが家にテレビがやってくるというのは一大イベントだった記憶がある。
昔のテレビは画面もずっと小さく、今では考えられないほど奥行きがあったが、テレビにかじりついてドリフやプロレス(初代タイガーマスク世代)を見ていたのも、いい思い出だ。
初めてファミコン(任天堂のファミリーコンピュータ)をやったときの衝撃も大きかったな!

さらっとスマートにわが家にやってきた新しい相棒に、またいろいろと楽しませてもらおう。頼んだよ!

◆プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。

1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。

2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。

2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。

2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。

2019年より、順天堂大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師を併任。

2020年より、千葉ロッテマリーンズ チームドクター。

医学、スポーツ心理学、自律神経研究、栄養医学、および自身の怪我によるハンディキャップの経験に基づき、パフォーマンスの改善、QOL(Quality of Life:人生の質)の向上、スポーツ観戦のバリアフリーについてのアドバイスも行っている。

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