土屋のミッションについて / 寺内 勝(ホームケア土屋 大宮)

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

ミッションという言葉はもう何十年とよく耳にする言葉になりました。
身近のビジネス界では勿論、映画「Mission:Impossible」(不可能な任務)、軍事や宇宙開発では「ミッションを達成する」「ミッションを遂行する」といったように使われたり、工学では「トランスミッション(変速機)」の略として使用される事もあります。

ではそもそもミッションの意味とは?何でしょう?
ミッションには「目的・使命・存在意義・役割」という意味がありますが、経営ではその組織や個人が社会において果たすべき使命や任務の事をいいます。
また企業理念を掲げるためのポイントとして当社にも存在する3つの構成要素があります。

①ミッション②ビジョン③バリューがあり、そのうちミッションは組織の方向性を定める意味もあり、とても重要です。
プチ情報として、ミッションは元々ラテン語で「送る」を意味する「mittere」から来ています。この表現が「神の言葉を送り届けよ」と解釈されるようになり、「キリスト教の宣教」やそのために設けられた団体(使節団、伝道師など)の事を意味するようになったそうです。

少し脱線しますが「ミッション・ビジョン・バリュー」は観念的なので、それぞれ分かりにくいかもしれません。3つの要素を「5W1H」に例えたらどうなるでしょう。

    • ミッション→Why
    • ビジョン→What
    • バリュー→How

他にある場所に行くことを仮定した場合には、

    • ビジョン→目的地
    • バリュー→ルートと交通手段
    • ミッション→なぜその目的地に向かうのか

にあたると考えられます。

またこれを説明するのに面白い例を発見しましたのでご紹介します。皆さんご存じの童話、「桃太郎」です。桃太郎の立場からミッション、ビジョン、バリューの3つを選ぶとこのようになります。
ミッション:安全と平和を守るために村を守る
ビジョン:鬼を退治する
バリュー:仲間を大事にする、チームプレーを大切にする
このようになります。他の物語に当てはめてみるのも面白いですし、皆さんにもっと身近ではミッション「家族を幸せにする」でビジョン、バリューを考えてみてください。

当社のミッション以外にも各事務所のミッションが存在すると思います。
「ホームケア土屋●●」「管理者」「コーディネーター」「各アテンダント」にそれぞれ内容が異なるミッションがあると思います。もし今無ければ、じっくり考えて決定し、その先のビジョン、バリューも考えて決めればモチベーションも上がると思います。流される人生から自分から流れを創る人生になります。

ここで1社のミッションをご紹介しましょう。皆さんご存じの「LINE」です。非常に想像しやすい内容になっています。
「私たちのミッションは世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮める事です」
正しくこのような世の中になりましたね。他の企業のミッションを探すのもお薦めします。

ここからは最終章に入ります。
皆さんはミッション、ビジョン、バリューを何も見ずに言えますでしょうか?
以前、私が長く勤務していた企業では本社、大規模支店、小規模支店に拘わらず朝礼がありその中で会社の「綱領」を朝礼担当の後に復唱していました。最初の頃は掲示板を見ながら復唱していましたが何か月もやると流石に覚えて何も見ないで復唱することができました。
皆さんも当社の一員である誇りを胸に、ミッション等は頻繁に見て、行動するように心がけて頂ければ幸いです。

最後になりますが、私は当社のミッションで「私たちは探し求める、そして応え続ける、いまだ出会わぬ小さな声に」がとても心に響きます。
当然、現在でもまだ出会っていない声はたくさんあります。また毎日新しい生命が誕生しています。我々のミッションに終わりはなく達成もありません。
なぜなら・・・永遠のミッションなので

 

寺内 勝(てらうち まさる)
ホームケア土屋 大宮

 

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