土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
ある物事について、多くの言葉を用いて説明するのはそう難しくありませんが、一言で表現しろと言われればかなり難しくなります。
土屋のミッション・ビジョンも言葉は短いですが、その背景を注意深く見ていく必要があります。
そうすることによって、より土屋の想いや行動指針・社会との関わりが見えてくるのではないでしょうか。
ということで、本日は土屋のミッションである【探し求める小さな声を。ありったけの誇らしさと共に】について書いていこうと思います。
そもそもミッションとは「使命・任務」と言い換えることが出来ます。
どんな社会を目指し、どのように行動するのか。そしてそれは社会から求められているのか。
こういった視点を持つことで、ミッションの言葉の意味が理解しやすくなるのではないでしょうか。
【探し求める小さな声を】
今、私は鳥取県内において重度訪問介護の認知度アップに力を注いでいます。
挨拶に行かせてもらったほとんどの事業所の方が、重度訪問介護について聞いたことがあるけどよく知らないし、使っている事業所はほとんどないという現状です。
相談員が知らないのだから、障害や難病をお持ちの方やそのご家族が知っているわけがありません。
ですので、将来、施設や病院に入る流れができてしまっていると話す相談員さんがいるほどです。
重度訪問介護が浸透し、在宅での生活も可能だという選択肢が増えるということは、その方々の人生をも変えるかもしれない大変重大なことだと考えています。
私たちは仕事の一部で挨拶回りなどをさせてもらっていますが、必要としている人からすれば人生を変える選択肢となるのです。
探し求める小さな声を、とありますが、鳥取県においてはまだ小さな声にもなっていない場合が多いのかなと感じます。
当事者の方やご家族からすれば、考えたこともなかったことが実現可能だということです。
潜在的な声に耳を傾ける必要があるのが、鳥取県の実情といえます。
岡山ではご本人やご家族から喜びの声を多くいただきました。
地域格差があるのは分かってはいたつもりですが、いざその問題を目の前にすると悔しくて仕方がありません。
どんな障害を持っていても、どんな難病に罹っていても、最大限自分らしく生きていく。
それを土屋ができる最高のパフォーマンスでサポートしたい。
そう強く思っています。
【ありったけの誇らしさと共に】
日々の支援では目の前にいるクライアントに最大限のサポートをしていますが、少し俯瞰した目線で見ればクライアントの人生、ご家族の人生、地域・県・日本の福祉を変えていくことに繋がっているんだと知ってもらいたいです。
今まで自分のためにサッカーしかしてこなかった私が、もしかしたら鳥取県の福祉を変えるかもしれないと考えると、とても誇らしく思えます。
しかも、ただの夢物語ではなく、実現可能なレベルでの話、なのですから。
ただ、それを実現するためには本当に多くの人の理解と協力がなければなりません。
今はまだまだ困難も多く、解決すべき問題も多くありますが、仲間と共に少しずつでも歩んでいきたいと思っています。
池田 憲治(いけだ けんじ)
ホームケア土屋 中国