「一年の抱負」~マンモスと人間の違い~ / 五十嵐憲幸(介護事業部)

2023年の幕が開いた。
10年に一度と言われている寒波が押し寄せている中、この「一年の抱負」を記しているが、この寒波により降雪と暴風雪に見舞われ、道路や公共交通機関に影響が出ており、土屋社内においても一部のデイサービスが休業になったほか、時間を遅らせての始業などで対応せざるを得ないなどの被害を被っている。

また、相変わらずの新型コロナウィルスと併せてインフルエンザ流行の兆しもあるが、インフルエンザについてはコロナが慢性化して感染対策を怠っているきらいがあるため、ここ数年と比較して増えているのだと思う。
マンネリはいろいろとリスクを呼び込むことにもなりかねないものであり、そうならないよう常に注意を払い対応していかなければならない。

ところで、株式会社土屋は今年に入り理念をアップデートし、これまでの「ミッション・ビジョン・バリュー」に「フィロソフィー」と「パーパス」が加わった。
フィロソフィーは「哲学」、パーパスは「存在意義」となる。
また、ミッションとビジョンも改定されている。
あらためてこの5つのうち変更のないバリューを除いた4つを書き出すと、

フィロソフィー(哲学):「生き延びる」の肯定
パーパス(存在意義):つながりあいささえあう 場の創造
ミッション(使命):探し求める 小さな声を
ビジョン(未来図):世界を変えるために 私たちは変化し続ける

それぞれの説明というか意味的なところは土屋のコーポレートサイト>会社情報>会社理念に掲載されているのでここでは省略させていただくが、この新たな理念に基づき、我々一同、心を一つにして進んでいくこととなった。

株式会社土屋が2020年に出帆して、初めに会社が取り組んだことは「理念の浸透」である。今年は新しい理念に頭の中を刷新してのリスタートの年であり、今回のそれは各々が行うこととなる。
「変化はストレス」とも言われる中で、気候の変化などでマンモスが絶滅し、人間が生き延びたように「変化に順応できるものだけが生き残れる」ことを思うと、今後も変化というものを恐れず関わるべきだと再認識できる。

土屋のメイン事業である「重度訪問介護のホームケア土屋」が年頭の1月1日をもって47都道府県事業所開設に至ったが、ある意味やっとスタートラインに立ったようなもの。
新しく設定されたこの「理念」を念頭に今年も小さな声を探し求め、一つでも多くの命を守るためにこれからも変化し続けていきたい。
また、継続される12のバリュー、これは暗記するものでもないが、日頃読み返し「やれてないこと」や「やれそうなこと」を今年こそは一つぐらい成し遂げることで自身の変化を感じたい、そう思っている。

■プロフィール

五十嵐憲幸(いがらしのりゆき)
1969年11月9日生。O型。
2016年10月より重度訪問介護に従事、関東・関西・北海道を経て現在は仙台を拠点に地元東北のあらゆる支援に携わる。

 

関連記事

TOP