活躍に見えない活躍ー今年の抱負ー / 藤岡真人(ホームケア土屋 中国 ブロックマネージャー)

「善く戦う者の勝つや、智名も無く勇功も無し」
孫子の名言でこういったものがあるそうです。

本当の戦い上手という者は世間からその智謀や勇敢さを認められる事はない。なぜなら、それは普通に戦って普通に勝っているからであると言っています。いくら派手に勝とうともそれは本当の戦い上手の戦い方では無いのです。本当の戦い上手であればそのような状況にならないように策を講じている。そして自軍に有利な状況を作って自然と勝利を得ているのです。しかしそのことを世間が気づく事は無いのです。
こんな意味合いだそうです。

手際よく、上手くやる人は目立つことなく地味に成果を積み重ねる。人知れず、成果を出すために暗躍している。みたいな感じでしょうか?

いろいろ調べてみると野球に例えてある例がありました。
守備での話。ぎりぎりのフライやライナー性の打球に飛びついてアウトにして、あたかもファインプレーに見せる。本当に守備の上手い選手だと、ピッチャーの投げるコースや球種、バッターの特性からボールが飛んでくる場所を特定し自分の守備位置を動いて打球に備えるそうです。そうすることで、通常の守備位置だとぎりぎりのプレーになるところがファインプレーに見えることなくアウトにできる。なんだか、玄人好みの守備職人って感じです。

事前の準備をしっかりと行い、淡々と自身のこなすべきことをこなす。
はたから見ると派手さは無いけれど、堅実。派手さがないから世間からは賞賛がない。そんな影の仕事人ってかっこいいなんて思います。
事実、そんな人を現在進行形で何人か見かけています。

なので、今年の抱負は、
「善く戦う者の勝つや、智名も無く勇功も無し」を目標にと思います。

 

藤岡 真人(ふじおか まさと)
ホームケア土屋 中国

 

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