怒りの作法 / 星敬太郎(ホームケア土屋 東海)

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

私は、感情が豊かな人間であると自覚しております。他の人と比較することは難しいのですが、ジブリの名作「となりのトトロ」を見ては感動して泣き、楽しいことがあればすぐテンションが上がる。残念ながら怒りの感情も豊かな方ではないかと感じており、その感情は大きくはないと思いますが、多いと自覚しております。

人が怒る理由は様々であると思います。
私は、人にけなされたり、見下されたりすることは平気ではありますが、自身が怒ったときを振り返ってみると、ルールや倫理から外れることに直面したときに怒りの感情が一番生じやすいため、もしかしたら私は曲がったことが嫌いな正義感が強いタイプなのかもしれません。正義のヒーローが悪の敵を倒すアニメを見れば、倫理から外れた理不尽な悪の敵に対し、私はきっと人一倍腹を立てるストレートな感情の持ち主であると思います。

しかし、最近のアニメはどちらが悪でどちらが正義か分からないと感じるときがあります。私は、子供が見ているアニメを一緒に見ることがありますが、悪の敵にも悪にならざるを得なかった環境の悪さがあり、悪に同情するだけでなく応援してしまう場面もあるほど、悪をストレートに懲らしめないストーリーが展開されているように感じます。

最近流行ったアニメもそのようでしたが、そういう時代なのでしょうか。アニメからも悪だからと言って排除しない多様性を感じますし、アニメからも正義と悪の概念を考えさせられます。

私は曲がったことが嫌いと先述しましたが、そもそも曲がっているか真っすぐなのかは自身の価値観であり、正義とはその価値観に基づく自身が決めたものであります。自身の正義と他の人の正義が異なることは当然であることを理解しなければいけません。自身の正義を貫き、当てはまらないことに都度怒っていたら、他の人と良い関係性を構築するのが難しく、生きづらくなります。

私は、仕事をするうえでも、他の人の正義を受け入れること、また、正義を掲げない人もいると、意識して勤める必要性を感じております。協調性を持って他の人を受け入れることができれば、怒りの感情も生じにくくなると思っております。それでも怒りの感情をゼロにする、怒らずに生きる方法は私には分かりません。

怒りの作法となりますでしょうか、私自身怒りの感情を生じさせない術は分かりかねますが、怒りの感情が生じたときに心がけていることが2つあります。

1つは、怒りの感情が生じたら一晩寝かします。
時間が経つと怒りの感情は収まっていくと多くの本にも書かれています。その時間は、本により6秒や3分とありますが、私は大きな怒りの感情が生じたときのその夜一晩過ごすまでは感情に任せて言動しないことを実践しております。朝、目が覚めたときに前日に怒った出来事を振り返ります。一晩経つと冷静になっていることを確実に感じます。仕事をするうえでは特に冷静なときに判断し、言動するよう心がけております。

もう一つは、怒りの感情が生じたときに湧いてくる言葉を口にしないことを心がけております。口にした言葉は事実として残ってしまいます。相手の記憶にも残ってしまいます。冷静になったとき、何故あんなことを言ってしまったのだろうと後悔がないよう、言うべきか否か迷った際は無言を選ぶようにしています。対応として正解ではないかもしれませんが、初任者研修で学ぶ非言語コミュニケーションを活用し、例えば、怒りを隠しきれない表情や無言でやり過ごすまでに留めるよう心がけております。

今後も怒りの感情が生じてしまった際には引き続き2つの心がけていることを実行し、それでも言うべきと判断できたときは積極的に発信していこうと思っております。

 

星 敬太郎(ほし けいたろう)
ホームケア土屋 東海

 

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