土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
プロフィール 社会保険労務士です。
「大晦日定めなき世のさだめかな」、言わずと知れた井原西鶴の句ですが、今年を象徴するような一句でした。今年は、新型コロナウイルスに振り回された、定めなき世となりました。ちなみに、このコラムは、2021年12月31日に仕事の合間を縫って書いています。
さて、2022年はどのような世になるのでしょうか。幸いにも預言者ではないので分からないのですが、確実に言えることは、今までとは違う1年になる可能性が大きいと思います。
2020年から新型コロナウイルスに世の中が襲われ、非常に大きな社会転換を迎えました。生活スタイルの大きな転換、そして、その激震が当分続くと思います。100年たった未来から振り返ると、コロナウイルスも含めて歴史の転換点と記録されることとなるでしょう。
どうしてかと問われると、生活スタイルの大転換や社会の分断が可視化(今までは、分かっていたが、分からないフリができた)されたことでしょうか。
我が国において昭和から平成になり令和の間に、失われた20年があり、リーマンショックがあったけれど、何となく生活できていけると思っていたのが、新型コロナウイルスというきっかけで、社会の二極化が露呈してしまいました。ただしこのことは、私が自分の仕事・環境から見ている事象に過ぎないかもしれません。
仮に、転換点であるとしたら、カヌーのように激流をコントロールしながら下ることができるのでしょうか。どのように2022年の抱負を考えればいいのでしょうか。先ず大切なことは、振り返ることではないでしょうか。
物事は連続しているものであり、明日の自分を作るのは今日の私であり、今日の私を評価(振り返る)するのは、明日の自分となります。
2022年12月31日の自分を作るために今の私は、考える必要があります。突き詰めて考える必要があります。そして生まれるのが真の抱負となります。そして、私の抱負は「愚直に生きる」こととなりました。
ルーチンなことを愚直に続けた先にでなければ、創造的な果実を得ることができません。しかしながら、この抱負は毎年同じ考えを続けています。では、2022年だけの抱負は、「ダイエット」になりました。痩せないと!
最後に、私は1月1日に思いつくまま、1年間にしたいことを100個決めます。そして、来年の1月1日にいくつできたか振り返ってみます。意外と半分以上できています。皆さんもお試しあれ。
では、皆様にとっても素晴らしい1年でありますように。
◆プロフィール
中野 健(なかの たけし)
財閥、外資で営業・人事・総務・コンサルタントを経験し、福祉・医療を中心とした中野社会保険労務士事務所を開業。人事・総務のよろず相談所として活動中。今日よりもより良い明日を作り出すために、「決意」よりも「行動」をすることを信念としている。