早いもので株式会社土屋が誕生してから三度目の冬となりました。
平素より株式会社土屋を支えてくださっているすべての皆様、いつも本当にありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。
振り返ると株式会社土屋が誕生する少し前の2019年12月初旬に、新型コロナウィルス感染症の第1例目の感染者が報告されてからというもの、世の中の価値観は大きく変容しました。
外出時のマスクとエタノールは必需品となり、飲食店では人と人との間に間仕切りパネルが置かれるようになりました。
同時に「AIに代替される仕事トップ10」等の見出しも踊るようになり、当たり前のように人を介在していた仕事が徐々に無人化され、機械と接することもこの数年で増えていると感じます。
そんな中でも介護福祉の分野はまだまだ人と人との繋がりが第一であり、どんなに感染が広がろうとも、効率化が進もうとも、日々の支援は変わらずに継続されてきました。
また、細やかな温度や感情のやりとりは、AIに代替しにくい分野とも言われています。
そのような変転と継続の狭間で揺れ動いたこの数年間ではありますが、特に三年目である現在は、会社としても個人としても適度に肩の力が抜け、等身大で日々に向き合えているのではないかと感じております。
目まぐるしく変わる世の中であり日常ではありますが、個人としては引き続き「平常心」であることを心がけていきたいと思っております。
これもひとえに株式会社土屋が設立当初の方向性を見失うことなく歩めていることの自信の裏付けといってもいいのかもしれません。アテンダント、クライアント、ステークホルダーに、何ら恥じることのないこの歩みは、そこから更に全方位においてサービスを提供するべく、新たな領域へと前進しています。
これは何よりアテンダントによる安全な日々の支援の賜物でありますし、そのひとつひとつの誠実さが次のサービスの架け橋となり接合点となって全国に広がっています。
株式会社土屋のパーパスである「つながりあいささえあう場の創造」のとおり、私たちは支える側でありながらも常に支えられています。それは日常のささいなことに凝縮されていて、普段の生活では気が付かないほどです。その見落としがちな日常の細部に意識的に目を向けることによって我に返り自らを律することができます。
決して当たり前ではない毎日に感謝をしつつ、会社として個人としてできることを今年も精一杯やり抜く所存でございます。
引き続きご支援よろしくお願い申し上げます。
◆プロフィール
笹嶋 裕一(ささじま ゆういち)
1978年、東京都生まれ。
バリスタに憧れエスプレッソカフェにて勤務。その後マンション管理の営業職を経験し福祉分野へ。デイサービス、訪問介護、訪問看護のマネージャーを経験し現在に至る。