土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
今回のコラムは言語化の必要性について書いていきたいと思います。
まず言語化とはなにか?
【物事の状態や考え、思いを言葉で相手に分かりやすく伝える】ことを言語化と言います。
思った事をパッと伝えるのではなく、伝えたい事を要約し相手に伝える事。
これが言語化であり、とても大切なスキルだと考えております。
簡単に言うと、説明上手な人は言語化するスキルが高いと思っています。
言語化されている内容を相手が聞いた時、言葉だけで状況を頭の中で描く事が出来ます。
逆に言語化されていない内容を伝えても伝わらない事があります。
伝わったが時間がかかったなどのデメリットが生じてくるのです。
私が言語化に注目した背景は、オンライン会議やオンラインでの打ち合わせです。
コロナが流行る前は、ミーティングや打ち合わせなどは必ず直接会って行っていました。
コロナが流行り、ZoomやGoogle Meetなど様々なオンラインツールが主流になり、オンライン上で全て解決する事が当たり前な世の中になりました。
直接会って話をすると、ボディランゲージやその場の雰囲気などで伝わりやすい事もあります。しかし、オンライン上だとボディランゲージやその場の雰囲気はなく、言葉と表情だけで相手に伝えていかないといけない環境に変化し、より一層言語化が重要だと感じました。
言語化が出来ている人は、人から的確な意見やフィードバックがもらえる事が多く、仕事がスムーズに運びます。
かつ、言語化ができる人は要約する力を持っていると考えており、相手が無駄を省き一番伝えたい内容を絞る事が出来るので、相手にわかりやすく伝える事が出来ると思っています。
また、言語化するスキルを身に付ける事が出来れば、自分の思考や感情を客観視する事が出来ると思っています。
自分の思考や感情を主観的に理解するのではなく、冷静に客観的に捉える事が大事だと思います。
例えば、何か物事が起きた時、紙に書いて起きた事を視覚化することで、自分は何を考え感じているのかを冷静に捉える事が出来ると思います。
この繰り返しで、感情のコントロールも出来るのではないかと考えています。
要するに、単に頭で考えている事をそのまま言葉にするのではなく、物事を自分なりに噛み砕いて相手に伝える事。
相手が言葉だけで頭の中でイメージが描けるように伝える事が大事だという事です。
私もまだまだ出来ていませんが、説明上手な人に今後なっていきたいと日々感じており、勉強していきたいと思います。
大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務