
「小さな声」を大切にする組織から学んだこと
私は2021年からグループホームまんぷくで働き始め、2024年に事業が株式会社土屋へ売却されたことをきっかけに、株式会社土屋の一員となりました。
もともとはサラリーマンとして働いていましたが、人の感情に寄り添うことが好きであり、それを自分の強みとして生かしたいと思い、障害者グループホームで働くことを選びました。
これまで私は、土屋という会社について何となく理解しているつもりでいましたが、『「小さな声」を探し求める―「個」が躍動する組織の作り方』を読み、土屋がどのような理念や価値観を大切にしている会社なのかを深く理解することができました。
特に印象に残ったのは、170ページにある「できないことがあっても、失敗しても、それを咎めることなく、まず『受け止める』という空気があります。」という一節です。
この考え方は、従業員だけでなくクライアントにとっても心理的安全性につながるものだと感じました。
心理的安全性とは、自分の意見や気持ちを安心して表現することができ、失敗を必要以上に恐れず行動できる環境のことです。
Googleが実施した「プロジェクト・アリストテレス」では、高い成果を上げるチームに最も重要な要素として心理的安全性が挙げられました。
私は、失敗を責めるのではなく、まず相手を受け止めるという土屋の文化は、この心理的安全性を大切にする考え方と共通していると感じました。
安心して意見を言える環境があることで、職員同士の信頼関係が生まれ、困った時に相談しやすくなります。
そして、それはクライアントへの支援の質にもつながると考えます。
反対に、失敗を責められる雰囲気があると、相談や報告をためらってしまい、結果としてクライアントへの対応にも影響が出る可能性があります。
そのため、「まず受け止める」という文化は、職員だけではなくクライアントにとっても大きな価値があると感じました。
私自身、グループホームで勤務する中で、クライアントへの関わり方について悩む場面を経験してきました。
障害福祉の現場では、クライアント一人ひとり性格や生活歴、体調、気持ちの表現方法が異なるため、同じ対応が全員に当てはまるわけではありません。
「この対応で良かったのか」と迷うこともあります。
しかし、日々クライアントと関わる中で感じたことは、まず相手の気持ちを理解しようとする姿勢が大切だということです。
表情や言葉、普段との小さな変化からクライアントの思いを考え、その人に合った関わり方を探していくことが支援につながると感じています。
これは、本の中で述べられている「小さな声」を大切にするという考え方にも通じるものだと思いました。
また、支援に迷った時に職員同士で相談し、意見を共有できることの大切さも実感しています。
一人で考えているだけでは気付けなかった視点を、他の職員から得ることで、より良い支援方法を考えることができます。
心理的安全性が確保された職場では、職員自身にも余裕が生まれ、その余裕がクライアントへの丁寧な対応につながると考えます。
私自身も今後、クライアントや職員の「小さな声」に耳を傾け、相手を否定するのではなく、まず受け止める姿勢を大切にしていきたいと思います。
そして、クライアントも職員も安心して過ごすことができる環境づくりに貢献できる支援者を目指していきたいです。
この本を読んだことで、株式会社土屋は単に障害福祉サービスを提供する会社ではなく、一人ひとりの声を大切にし、人が安心して挑戦し成長できる環境づくりを目指している会社であることを理解することができました。
今回学んだことを日々の業務の中で実践し、クライアント一人ひとりに寄り添った支援につなげていきたいと思います。





















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