私、今ハマっていることがありまして part 1 / こもとゆみこ

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

私、今ハマっていることがありまして。
3月の終わりから心理カウンセラーの資格を取る勉強を始めました。

自己分析をして自分を理解し、自己肯定感をしっかり持てるようになること。また、「話を聞いてもらいたいだけなのに話せる人がいない」とか、「聞いてもらって一緒に解決して欲しい」と様々な悩みをお持ちの方のお手伝いができる様になりたいと思っています。ちょっとお節介なおばさんでしょうか?

人間関係も家族が相手なら、対応に少しぐらいは失敗しても許してもらえることがほとんどですが、他人はそうはいきません。もっと勉強を進めて、例えばアテンダントの皆さんにも「今ちょっと悩んでいることがあるから、あの人に聞いてもらおう」と思ってもらえるような人間になりたいです。

これでお金を取るとか仕事にしようとかという事ではなく、人の話を聞くからには、勉強をして資格を持った方が信頼感を築けるし、間違ったアプローチをする危険性を軽減できるのではと思って始めた勉強というわけです。

このひと月で色々な学びをしましたが、まず自分のことをよく知る事。見逃しがちな自分のストレスに気が付いて、それを軽減するために自分の思考を知り、人との関わり方を知り、これからどうしていきたいかの目標を立て、その目標達成の具体的なイメージを持つことが大切だそうです。自分をしっかり持っていないと、相手に流されたり、自分の考えだけを押し付けたりしてしまうのだとか。

色々な分析があるのですが、先日受けた添削問題で合格したステップは「人々が抱える悩みはほぼ人間関係からくる。人との関わり方がうまくいけば、悩みの大半は解決する」と精神科医のエリック・バーンが提唱した交流分析という心理療法についてでした。

「今ここ。私もあなたもOK。」の考え方をベースに他人と関わる時の自我状態(自分の中の傾向)を分析していくそうです。

自分が他人とどう関わっているのか…同じ出来事でも、人によって感じ方や考え方、それによってどう行動するかは違ってきますし、同じ出来事でも相手が違えば反応も違うのですが、人はこれを無意識に使い分けていて、そして、その自我状態にはプラスの面もあればマイナスの面もある事を理解します。

自我状態には5つのタイプがあり、それぞれにプラス要素とマイナス要素があります。
1.厳しく信念・価値観・理想を持って主張する強さがあって人に対して厳しいことが言える一方、命令的で支配したがる。人のあら捜しやケチをつけたがる。自分の価値観を人に押し付ける。

2.優しい援助的で思いやりがあり寛大で世話好き、親切で優しく親身になって面倒を見る一方、過保護やお節介になり、相手の自立を妨げ、黙って見守ることが出来ず、つい手を出してしまう。

3.理性的で現実的・合理的で冷静・論理的に判断する一方、損得に敏感で打算的、人間味に乏しく現実対応中心で夢がない。考えすぎて行動が伴わないこともある。

4.自然に自由に表現でき、欲求に素直で人間味に富んでいる一方、自分の欲求を満足させようと相手に幼稚な印象を与える。我が儘で身勝手で、自分の感情に振り回されやすい。

5.順応的で相手に配慮し、協調的で集団の輪を大事にする。自分を抑え周りに合わせる一方、対人関係に疲れてストレスを感じやすい、評価を気にしすぎ素直に言えず、限界になると癇癪を起こすこともある。

どうでしょうか?自分は他者に対してどんな態度で接することが多いでしょうか?

例えば、私は娘に対し、1と2の自我状態だと気が付いたので、そのプラス要素を残し、マイナス要素を減らすよう心がける事にしました。もちろん、完ぺきではありませんが、知っているのと知らないのとでは、やはり違う気がしています。以前は、反抗的な態度を取られた瞬間に、親の私の価値観で命令してしまったり、逆に過保護になり過ぎたりしていたと思います。

勉強を始めてからは、お母さんの価値観はこうだよ、と伝えるだけにする。娘が困っている時、話してきた時だけよく話を聞いて提案をする。といった態度でいたいと思っています。

2回目ですがもう一度、「完璧ではない」と書いておきます。カーっとすることも、心配して口を出すこともあります。まだまだ修行が足りません。

あと、自分のストレスに気が付くのも大事だそうです。気持ちの落ち込みが激しかったり体に不調が出てくれば「ストレスかな?」と気が付きます。でもストレスって目に見えない場合も多く、人によって受ける度合いも違います。

体がだるい、思い通りにいかないと感じる、寝ているのに寝足りていない気がする、イライラする、やる気が出ない、人と話すのが億劫、風邪をひきやすくなった、食欲がない、お酒の量が増えた、何かあると一人で抱え込む、考えが上手くまとまらない、すべてを投げ出して逃げたくなる、目覚めが悪い、怒りの感情をため込んでしまう。
こういったことが多ければ多いほどストレスをためています。

自分はそんなにストレスを感じていなくても、こういったことがあるなら、「自分はストレスに気が付きにくい傾向がある」と認識して、自分自身の心の状態や自分を労わることを意識して生活したほうが良いそうです。

ちなみに私は、寝ているのに寝足りていない気がする。と、すぐに腹が立つ。が当てはまりました。

まぁこれは、夫が夜中に「ゆみちーん、体を横にして」「ゆみちーん、トイレ」「ゆみちーん、寒い。お布団掛けて」と、起こすのが理由なので、こういったことは仕方のないことですし、ここはぐっと堪えています。

そしてもう一つ、人間にはそれぞれ「人生態度」というものがあり、それも人間関係を築いていくのに大きな影響があるのですが、そのお話はまた次回に。

 

古本 由美子(こもと ゆみこ)
本社

 

関連記事

TOP