聴く力とは? / 大庭竜也

土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)

聞く力について書いていきたいと思います。
よく、ビジネスシーンでスキルとして挙げられる能力として【コミュニケーション力】という言葉を聞くことが多いと思います。
コミュニケーション力のポイントは[聴くこと]だと思っています。

以前のコラムでも書いたことがあると思いますが、コミュニケーションが上手な人は聞き上手な人だと私は考えております。
なぜなら、人の話を正しく聞き取ることからコミュニケーションが始まるからです。

コミュニケーションスキルとして傾聴力が大事。という言葉を聞くと思いますが、傾聴力とはどういう意味なのか?

“人の意見に熱心に耳を傾け、真意を汲み取る力という意味”
傾聴力が高い人は、些細な会話からも多くの情報を手に入れ、人間関係の構築や人望を作る事ができます。
傾聴力に大切なのは、聞くではなく【聴く】ことと、耳以外に目や心を駆使して相手に深く共感し、集中して話を聴く事がとても大切になります。

なぜ、人の話を聞くのか?ということを考えると、最終的な目的は自分の考えを話し、伝えるという事だと思います。
しかし、自分は話下手だと思っている方や、伝えるのが下手だなと思っている方も多いと思います。
本当の意味で相手の話を聞く事ができれば、何を話せば良いか?何を伝えれば良いかがわかるので、話下手ではなく、実は聞き下手なのかもしれません。

=聞くスキルを身につける事がコミュニケーション能力に直結していると考えます。

では聞き上手とは具体的にどういうことなのか?

【相手に寄り添い肯定しながら相手のために良く聞き、気持ちを想像し、自分ごとのように感じられる人】だと思います。
ポイントは、相手の気持ちを想像し、自分ごとのように感じ肯定する事だと思います。

当たり前な事かもしれませんが、相手側は様々な方がおり、一つ一つ読み取る事は、
相手側に全力で寄り添う事をしなければできない事だと思います。

また、聞き上手な人は人の心を動かし肯定的な変化を生み出します。
好感や信頼を得る事ができ、良好な人間関係を築くことができます。

人は、無意識に【私には価値がある】【私は必要とされている】など、自分を肯定したいと考えていると思っています。
他者から認められたいという気持ちだと思います。
この自己重要感は誰でも持っており、肯定的な姿勢で話を聞いてもらえるだけで満たされていきます。

相手の話を本当の意味で聞く事は、話し下手や伝え下手を克服することだけではなく、コミュニケーション能力の向上や相手側との信頼関係にも繋がるため、私も聞き上手を目指し、日々取り組んでいきたいと思います。

 

大庭 竜也(おおば たつや)
本社・総務

 

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