土屋ブログ(介護・重度訪問介護・障害福祉サービス)
新型コロナウイルスが流行り様々な影響を与えたと思います。
緊急事態宣言が発令され、経済は深刻な事態になっており、日本からの入国制限や入国後の行動制限が課されています。また、飲食店などは時短営業が求められ夜の営業は出来ない状況です。
『不要不急』『3密』『ソーシャルディスタンス』などの言葉が出てきて、人間が最低限の行動しかしなくなったこともあり、外出が減っています。また、リモートワークが推奨され、自宅でのワークが当たり前になったこの頃。
新型コロナウイルスによる感染をこれ以上拡大させない為にも、仕事をリモートで行い、人との接触を減らす対策は、確かに有効なのだとは思う。しかし、その結果様々な所で歪みが出ているのも事実ではないでしょうか。
私が今回のコラムで一番伝えたい事、それは、『献血について』です。
新型コロナウイルスが流行り、人間が外出をしなくなった今、献血をする人が激減しています。日本赤十字社の発表では、治療で輸血が必要な方は全国に3000人いるそうです。
その為には、一日13,000人の方に献血に協力してもらう必要があるそうです。さらに、11月に入ってコロナ禍の第3波が来て、より一層深刻な問題になっています。
日本赤十字社のホームページをご覧頂くと分かると思いますが、各ブロックでO型の血液が不足しているとの報告も上がって来ているようです。
代表例を挙げると、中・四国ブロックではO型とA型が非常に不足しています。特にO型が足りておらず、予想よりも輸血量が多く約650人分が足りていないそうです。
現在、コロナ禍第3波の襲来の中、毎日感染者が増加する一方で、輸血を必要とする人の数は以前と変わりません。不要不急の外出自粛が再度求められる状況において、献血に関しては、不要不急の外出にはあたりません。
できる限り人との関わりを減らしリモートワークを行うことで新型コロナウイルス感染拡大は防げるかもしれません。しかし、輸血を必要としている人が現在もたくさんいる事も現実です。
その輸血をするための血液を提供してくれる人が急減してしまい、深刻な社会問題になりつつあるのです。献血に協力することで、救われる命がたくさんあることを忘れてはいけません。
普段は見えにくい現実かもしれませんが、一人ひとりの小さな協力が大きな力になり、本当に困っている人を助ける事が出来るのだ、と私は思っています。
当社のミッションにも『探し求める小さな声を』と記されています。
新型コロナウイルス関連のニュースといえば、9割以上が経済の事だと思いますが、献血が足りない事は、その「小さな声」の一つだと思います。しかも、とても深刻な社会問題だとも思います。一人ひとりの協力が解決への第一歩だと考えます。
このコラムを読んでくれた方へ — お時間が許す方、もしくは献血ブースを見かけた方は、ぜひ献血を!
大庭竜也(おおば たつや)
本社・総務